毎日をもっとアクティブに!超個性的なオープン型イヤホン、OneOdio OpenRock Proをレビュー!
by 関口竜太 · 2023-09-13
こんにちは、ギタリストの関口です。
耳を塞がないイヤホンとして近年目覚ましいシェアを誇るオープンイヤー型イヤホン。各メーカー、しのぎを削る競争の中生まれた新型イヤホンをご紹介します。
OneOdio OpenRock Pro
ということでこちらは、香港で10年にわたってオーディオ機器の製造・開発に着手し、高品質かつコストパフォーマンスに優れたヘッドフォンを多数リリースしている、OneOdioのオープンイヤー型イヤホンOpenRock Proです。
動画はこちら▼
スペック
TubeBassテクノロジー™
以前にも耳をふさがないオープンタイプのイヤホンはご紹介していますが、今回特徴として押さえておきたいのは独自開発された「TubeBassテクノロジー™」という技術。これによりオープンタイプで弱くなりがちな低音の強化や音漏れの抑制を実現しているそうです。さらにドライバーも大口径の16.2mmダイナミックドライバーを搭載しているので、耳掛けだけど迫力のあるサウンドを期待できますよということですね。
高品質なBluetoothコーデック
Bluetooth5.2でAAC/SBC/aptXの3つのコーデックに対応しています。aptXは高音質&低遅延の面で評価されていますが、Appleユーザーの僕としてはAACに対応しているのがうれしいですね。Bluetooth5.2かつaptXを開発したクアルコム社のチップを搭載しているので、理論上データ通信の安定性はばっちりです。
通信が安定するっていうのはバッテリーの長持ちにもつながるわけで、イヤホン単体でも最大19時間の連続再生、特徴的な形をしている充電ケースを併用することで最大46時間まで、安心して使っていけます。
音質
音質については好みがあると思いますし、聴く音楽にもよると思いますが、僕は悪いとは思わなかったです。非常にナチュラルで癖の少ない自然な聴き心地です。僕個人の好みとしてはハイが気持ちもう少しあってもいいんですが、オープンイヤー型にしてはパワフルな音質で嫌味のない暖かみがありますね。
装着
装着は本当に耳にかけるだけのシンプルな構造なので楽です。眼鏡との併用もできますね。
特徴的な卵型のケースですが、これだけは結構大きいのでポッケに入れるのはちょっと現実的じゃないかもしれません。そんなときのために別売りでシリコンケースも出ています。感触は気持ちいいし専用感もあってGOODですが、これだけで5,700円はちょっと手を出しづらいかもしれませんね。
防水性能
あと機能としては防水性能。今でこそIPX4が主流だと思うんですけど、それってレベルとしては生活防水どまりなんですよね。ちょっとの雨とかは耐えられるけどびしょ濡れはちょっと怖いなーみたいな。もっとアウトドアで使っていきたいですよね。OpenRock Proはそこをもう一段階上げて、完全防水の基準であるIPX5になっています。だから蛇口で洗えるんですよ。ちょっとの差ですけどタフに使っていけるのナイスですね!
通話ノイズリダクション
あと、スペックとしてはCVC8.0通話ノイズリダクションに対応しています。まあ詳しい性能は置いとくとして、通話時のノイズを除去して、自分の声をクリアに相手に送信できるとのことです。
動画では実際にOpenRock Proを使用したマイクの品質を検証しています。
ネタバレしてしまうと正直、マイクの音は過信しない方がいいかもしれませんね。一度外で録ってみたんですけど、周りの雑音はある程度軽減できるようですが風の音なんかはもろに影響受けてましたね。
物理ボタン
最後、これ個人的によかった点。操作が物理ボタンなんですよ。MDウォークマン世代の僕は正直歓喜ですwタッチ操作もかっこいいし慣れれば楽なんですけど、物理ボタンでカチカチやる安心感は今の時代うれしいです。
まとめ
良かった点
- オープンイヤー型の中である程度の良音質を得られる中では比較的安価。
- 装着感や使用中のストレスも少ない。
- コーデックがいい具合に痒いところに手が届いている。
- 好みによるが、物理ボタンがわかりやすく操作性もいい。
- バッテリー持ちも問題なし。
改善すべき点
- 近年コスパ重視の高音質イヤホンがたくさん出ているので、ここと比べるのはお門違い。
- マイクは微妙。室内でリモートする程度なら使っていけるかも。
- ケースが大きく持ち運びに不便。別途シリコンケースが高いのでそこも不親切。
- 贅沢を言えばマルチポイントに対応してほしかった。
ということでOneOdio OpenRockProのご紹介でした。
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関口竜太
東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。
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