【訃報】Big Big Trainのボーカル、マルチ・インストゥルメンタリストのDavid Longdon氏が死去。享年56歳。

こんにちは、ギタリストの関口です。

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本日は、とても突然で衝撃で悲しいニュースが届いてしまいました。

イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、Big Big Trainのボーカルにして、10以上の楽器をこなすマルチ・インストゥルメンタリストのDavid Longdon氏が11月20日に死亡したというのです。

ロングドン氏は19日早朝に事故に遭い、翌日搬送先であるノッティンガムの病院で亡くなったそうです。56歳でした。

公式Facebookより

我々Big Big Trainは、今日の午後英国ノッティンガムの病院でデイヴィッド・ロングドン(56)の死亡を報告することに非常に悲しいんでいる。金曜日の早朝の事故で、彼は2人の娘と妻、そして彼の母親に見守られながらその生涯を閉じた。
妻Sarah Ewing (サラ・ユーイング)さんのコメント「デイヴィッドとは親友であり、パートナーであり、魂の仲間だったのに、今喪失に打ちのめされています。彼は美しい人で、彼のことを知り愛しあえたことをとても幸せに思います。」
Greg Spawton (Bass, Guitar)のコメント「私たちはデイビッドを失うことに本当に驚いています。 昨日の朝の早い時間帯の運命が、彼と彼の愛する人たちと幸せな未来を一緒に奪い、来年彼を待っている様々なチャンスがすべて残酷にも打ち砕かれた。デイヴィッドは音楽的にも個人的にも私の人生に大きな影響を与えました。私は彼を兄弟のように愛していましたが、今は喪失感に深く悲しんでいる。 彼は驚異的な才能の深さを持つ真の創造的な先見の明でした。 しかし、何よりも彼は一流でとても親切な人でした。 彼の家族、友人、BBTのバンド・メイト、クルーはこれから、彼をひどく恋しく思うでしょう。
としています。(一部意訳、および中略)

ロングドン氏は2009年にBig Big Trainに加入。ボーカルのみでなくギター、キーボード、フルートなど10種類の楽器をこなし、トラディショナルなバンドのサウンドを支えて来ました。

バンドはこの2021年にニューアルバム『Common Ground』を発表していて、個人的にもこの作品は記事としてまとめようと長らく温めてありました。また、年明け早々にはアルバム『Welcome to the Planet』の発売も予定していて、大変残念なことにこれがロングドン氏の遺作になってしまいます。この12年で彼が携わった作品は来年発売のアルバムを含め9枚です。

しかし、ロングドン氏は事故の前日にソロ・アルバムの制作も行っていたそうで、そうしたまだ続いていたはずの未来が途切れてしまったことが何より悔やまれます。

R.I.P David Longdon

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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