【Euro-Rock Press Vol.88】憧れのNeal Morseへインタビューした件

こんにちは、ギタリストの関口です。

スポンサーリンク

改めてのご報告となりますが、2021年2月26日(金)に発売される『Euro-Rock Press Vol.88』にて、Transatlanticのアルバム・レビューとNeal Morse氏へのインタビューを担当させていただきまして、めでたくプロ・ライター・デビューいたしました!

今日は一連のライター・デビューに至った経緯に少し触れながら、ニールへのインタビューについてお話しできればなと思います。

きっかけは「オンライン座談会」


2020年8月に、ライターの高橋祐希さんから、プログについて語り尽くすオンライン座談会へのお誘いがありました。

【告知】2020年9月6日(日)に開催のオンライン座談会『2020年の今、『PROG』に注目すべき理由とは ~DREAM THEATERの次に聴くべきバンドって何だろう~』にゲスト参加します!

プログレッシブ・メタルの総本山Dream Theaterの次にどんなプログを聴いていくべきか。ゲストとしてバンドを紹介したり、今後のシーンについて述べたりと、知見の深い方々と2時間ほど意見を交わさせていただきました。

私としては事故らずやりきれればいいとただただ必死だったのですが、それが功を奏したのか、2020年の年末になって高橋さんから「プログを扱ったディスク・ガイド・ブック(以下:DGB)を出すのでレビューを書いてほしい」とお話をいただきました。

今後のブログのあり方について少し考えていた時期でもあり、なんとなくこれをまとめた本(ファンジン)を出すことを目標にしてみようかなと思っていた矢先だったので、驚いたのはもちろん、高橋さんからのお話に二つ返事する以外選択肢はありませんでした(このDGBは3月17日に発売されます!)。

専門的という認識の重要性


DGBのお仕事は年内に作戦を立て、年明けからゴリゴリに書いていました。正直ブログの更新が露骨に減ったと思われますが、つまりはそういうことでした。

1月も折り返しになったある頃、オンライン座談会に参加していたEuro-Rock Press(以下:ERP)編集部の方からツイッターにDMが…それが「Euro-Rock PressでTransatlanticのレビューとNeal Morseへのインタビューの質問文を考えてほしい」という内容でした。

DGBでもそうですが、Spock’s BeardやNeal Morse、そしてそれらのファミリー・バンドはリリースされている作品が多すぎて、より専門的に区別できる人が必要になっていたんじゃないかなと個人的に勘ぐっています笑

オンライン座談会で、オススメのバンドにThe Neal Morse Bandを挙げた私は、ツイッターのコメントに「Neal Morseは全部同じに聴こえるんだよなぁ」とか「長い曲がすべてじゃないよ」と書かれ若干不安になっていたのですが、諦めずその魅力を伝えてきて良かったなと改めて思いましたね。

実際、その時のプレゼンや全てを網羅しそうな勢いでニールの作品をまとめていたこのブログ、そしてYouTubeでの活動が評価され白羽の矢が立ったそうなのです。

ディスク・レビューについて


さて、そんなわけでTransatlanticの新作『The Absolute Universe (Abridged Version)』と、この度日本向けにリリースされるMorse/Portnoy/Georgeの総集編的カヴァーアルバム『Cover To Cover Compilation』のレビューも並行して書いていきます。

決められた文字数の中で、なるべく主観的にならないようアルバムの魅力や要点を詰め込みながら、あくまで読者が指針にできるような評価に落とし込む作業はとても楽しかったですね。

その後、Transatlanticの過去の4枚のアルバムについても同様にお話をいただけたので嬉々として受けさせていただきました。

インタビューについて


問題はインタビュー。

「私が考えたことをニールに質問する」というのは、すなわち「私からニールに訊きたいことを訊ける」にイコールなので結構悩みました。要は代表して訊けるわけですから、基本的なところから日本のリスナーが常々気になっているであろう点、私が個人的に訊きたかったことを如何に大衆向けな質問に組み込むかなど笑、滅多にないこの機会をどこまで効率的に活かせるかというのも考えていました。

ボリューム的に十分なくらいに考えてERPへ提出。もしかしたら「こんなんじゃダメ!」「もうちょっと勉強してよね」とか返ってくるんじゃないかとヒヤヒヤしながら平静を装って待っていると、予想外のお返事が。

「当日、インタビューに同席できますけどどうします?」

ここで、このブログを読んでくださっている方に同じ質問をしたいです。そしてOK以外の方はご連絡ください。

アメリカ時間に合わせて、日本では平日の朝というスケジュールでしたが、これはコロナ以降増えた自営業という自分の仕事への感謝を、また新たにもてた瞬間でもありました。

憧れのニールへいよいよインタビュー!


通訳はあの川原真理子さん。数々の海外ミュージシャンへのインタビュー、翻訳を行っている超ベテランの方ですね。リモートとは言えお会いするのはもちろん初めてで、ニールだけでも緊張なのに自宅のユルい雰囲気とのギャップも相まって感情が定まってなかった気がします。

すべてが初めての私にとって、とにかく粗相のないよう務めることこそこのミッションの命題だったのですが反省点が二つ。

一つはインタビュー中の録音。倫理の範囲で絶対NGだと思っていたのが、実はなるべく資料が多い方がいいという理由からとりあえず録音しておくのが暗黙の了解だったという点(他の出版社さんはわかりませんが……)。それを聞いて急いでスピーカーの上にスマホをセットしたのですが、ミキサーを使えば直接DAWへ録音できたなぁと自分の準備の甘さに喝を入れたのでした。

もう一つは、事前の話ではニールは顔出しNG(顔が大きいのがバレるからねという謎の理由笑)だったのですが、いざニールが入室して「顔出しOKなの?」と川原さんが聞くと、「大丈夫だよ」とケロリ。ありがたや〜と感嘆するも、逆にこちらもビデオを切れなくなり、いつもの部屋着を羽織って尊敬するミュージシャンにインタビューするというのが痛恨の極みでした。

本特集の端っこにインタビューの様子が写っているのですがちっちゃく部屋着の私も写っています。どうか笑ってあげてください。

長年の謎が解消、ニール・「モース」。


30分という限られた時間で用意した全ての質問をするのは至難の業なので、その中でも優先度の高いものに事前に絞っていました。一つの質問にニールも色々と話してくれた関係で、結果重複している内容もあったのでそこは良かったかなと思います。

そしてこれは訊いといてと指示を受けていたセカンドネームの発音問題

「モーズ?それともモース?」という問いに、ハッキリと「モース」と答えてくれました。日本ではSteve Morse(スティーヴ・モーズ)がそのように呼ばれているので、ついモーズ読みの方が口当たりいいのですが本来の音はモースなんですよね。

ちなみに最近出来上がったニールの日本版Wikipediaは「モーズ」。私のブログでもこれまで「モーズ」だったので、今後はモースに修正していこうかと思います。

最後に


そんなわけで、YouTubeで活用しているタイム感をもってしても30分はなかなかのギリだったのですが、なんとか無事に終えることができました。

終わってからあれちょっと不味かったのではとか、もう少しこうできたんじゃ……みたいな反省会が自分の中でぐるぐる回っていたのですが、川原さんから早々にインタビューの原稿が上がり、私は私で次の仕事に移り、校正のため写真つきの綺麗なデザインを見たら一気に実感が湧いて感動しました!

インタビューの中で、ニールは「愛」という言葉をよく使っていました。こんな立派な特集に出版未経験の私を使っていいのか!?と何度も思いましたが、そこに愛があったからこそ叶えた夢だったと思います。

次またご依頼があるかはわかりませんが、私のやることは変わらないので新しい音楽を探求しながら愛が実るその時を待っていたいと思います。

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

おすすめ

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。