【News】スーパーインストグループLiquid Tension Experimentが20年ぶりに復活!

こんにちは、ギタリストの関口です。

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本日はビッグニュース!

上半期ににわかに噂となっていたアメリカの超絶インストグループLiquid Tension Experimentが再結成、この度復活することとなりました!

この事実が明らかとなったのは日本時間で12月15日の深夜から朝にかけて。

Tony Levin、Mike Portnoy、Jordan Rudess、John Petrucciの4人が相次いでツイッターに画像を投稿しました。それがこちら。

アルファベットと数字の書かれたマスクをした4人。その文字を並べると「LTE3」となりここに20年ぶりのスーパーグループ復活が告知されました!

バンド概要


Liquid Tension Experiment(リキッド・テンション・エクスペリメント)は、新旧のDream Theaterメンバー、そしてKing CrimsonのTony Levinを加えたプログレッシブ・メタルのインストグループ。

速弾きを主体にしたヘヴィメタル専門レーベル、Shrapnel Recordsの創設者Mike Varneyが、プログレッシブ・ロックを専門とすべく立ち上げたMagna Carta Recordsが発信元。

そこからプログレッシブ・メタルのインストゥルメンタル、スーパーグループという案を打診された元Dream TheaterのドラマーMike Portnoyが、兼ねてより共演を希望しDream Theaterにも誘いながら一度は断られたJordan Rudessを今一度スカウトし1997年に立ち上げた企画となります。

ベーシスト、チョップマン・スティック奏者にはKing Crimson、Peter Gabrielバンドなど大御所バンドやプロジェクトで活躍するTony Levinが参加。

最後のギタリスト枠として当初はDimebag Darrell(Pantera, Damage Plan)やSteve Morse(Deep Purple)、Jim Matheos(Fates Warning)などが候補に上がりましたがいずれもスケジュールが合わなかったため、同じくDream Theaterの盟友であるJohn Petrucciが選出。

こうして1998年に1st『1』をリリースすると、各音楽・プレイヤー雑誌で話題を呼び、さらにDream Theater的テクニカル音楽とそこに加入直前のJordan Rudessとの親和性が高く評価され、翌年1999年にはジョーダンが正式にDream Theaterに加入するとこれが『Metropolis Pt.2』へも繋がっていきます。

『Metropolis Pt.2』はプログレとメタルの両方で歴史的な名盤に数えられることとなりますが、同年にはLTEも2ndアルバム『2』をリリースし、より幅広く強固となったアンサンブルを見せつけました。

その後ペトルーシが諸事情により参加できなかった2004年には代わりにLiquid Trio Experimentとしてアルバムをリリース。2008年には結成10年を記念してライブツアーが行われたり、ポートノイ在籍時にはDream Theaterのライブでも代表曲が演奏されたりなどDream Theaterの数少ないファミリーバンドとして未だ人気を博しています。

20年が経って4人ともなかなか貫禄のあるお歳ですし(最年長のレヴィンは74歳!)、マスクをした告知からも新型コロナウイルスの脅威をまだまだ感じさせるので、どうかお体に気をつけて活動してほしいものです。

来年には『3』となる素晴らしいアルバムがリリースされることを願っています!

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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