【訃報】デザイナーTimo Ketola氏が死去。Opethなど数多くのバンドのロゴ、ジャケットを手がける。

こんにちは、ギタリストの関口です。

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OpethのフロントマンMickael Åkerfeldtは、バンドのロゴをデザインした偉大なデザイナーTimo Ketolaが亡くなったことを明かしました。

この事実はミカエルの友人であるKatatoniaのJonas RenkseとGhostのTobias Forgeから同時にメッセージで送られてきたもので、享年45歳だそうです。

ケトラは別名DauthusやDavthvsとも言われエクストリームメタルにも精通していましたが、非常に物静かな人物だったようです。

国内外のメタルバンドのジャケットアートをデザインしており、Opethの他にはA Mind ConfusedやCentinx、Nuclear Winterと言ったバンドの名前も上がってきます。もっとも私はOpeth以外のバンドについて詳しくないのですが、ケトラが多くのバンドに関わっていたこと、ミカエルがバンドのFacebookでこうして明かしていることなども踏まえてかなり人徳は厚かったと言えるでしょう。

そんなケトラが携わったアートデザインはこちらの特設サイトにまとめられています。

Beauty Among The Abyss: The Art of Timo Ketola

ミカエルはOpethのロゴについて振り返ります。

Opethの1stアルバムに『Orchid』という作品がありますが、当初は花びらの絵にミカエルが自分でロゴをデザインしたようなのです。

これが本人も認めるほど”bit shit”なデザインだったため(確かにかっこよくはない…笑)、その上でケトラに依頼しました。

結果これですよ。

Opethの激しくも繊細な音楽性と芸術的なアートワーク全てを完璧に仕上げる究極のロゴです。

バンドのロゴは数多くあれど、世界を見渡してもこれだけ美しいものはなかなか存在しません。個人的には好きなロゴの中でもナンバーワンです。

ですが、Opethのロゴを担当してもらって以降は連絡を取り合うことも疎遠になっていたらしく、ミカエルはそのことを後悔しているとこのメッセージで述べています。

メタル界において深遠で偉大なデザイナーTimo Ketola氏と、彼の家族や友人に心からお悔やみ申し上げます。

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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