有名になれる?いいことばかり?SNSでバズるとどうなるのか実態を解説!
by 関口竜太 · 2020-09-09
こんにちは、ギタリストの関口です。
今日は以前から書こうと思っていた「SNSでバズるとどうなるか」、こちらの話をしようかなと思います。
まず僕がどんな感じでバズったかと言うとこちらですね。
ヒーターに当たるうちの猫ですお納めください。 pic.twitter.com/v2CnL7hPnp
— せっちん@プログレの竜義 (@KinpatsuKomeya) January 26, 2017
知らないおじさん「お宅の猫ちゃん、名前なんて言うの?」
僕「猫ですか?レアですけど…」
(あれ、外には出してないんだけどな…)
僕「どこかでうちの猫見ました?」
おじさん「いつも小窓に挟まって美術館みたいになってるから」 pic.twitter.com/kgQovsno2u
— せっちん@プログレの竜義 (@KinpatsuKomeya) June 29, 2020
猫に関するこれら二つのバズツイートから身の回りに起こったことをお話ししていきます。
バズる感覚
まず、こういうバズツイートというのはツイートする前になんとなく「伸びそう」というのがわかります。
もちろん初めから数万いいねもされるとは思わないのですが、少なくともフォロワーさんの間で愛でてもらって、その日1日くらいは気分よく過ごせそうだな〜とかは考えるわけです。
そのようになるには話題となる画像ももちろんですがそれを説明する本文も重要だと思います。
バズったツイートで伸びる傾向にある本文は以下のようなもの▼
- 「〜ですご査収ください」「〇〇すぎて〇〇」などTwitter独特の構文を使う
- 会話形式から会話でオチ、さらに画像で二段オチ
- 状況や答えだけを説明し画像で察してもらう
- 無言(画像のみ)
- 破壊力のある表現で結論づけてから、細かく内容を説明(お店や食べ物の紹介など)
詳しい説明は置いておいて、バズにはパターンがあります。定期的にバズっている人がいるならその人はパターンを知り、かなり考えた上でツイートしています。
ドラレコ映像や政治的不祥事、放送事故など衝動的な画像や動画では、人々の興味を煽るコンテンツはスピード感が肝心なので感情的なツイートの印象です。ペットや楽器、日常的なものでバズるなら感覚ではなく思考でツイートする必要があると思っています。
鳴り止まない通知
いざ、バズるときはフォロワーさんからすでにその反応が早いです。
気に入ってもらえてよかったーと思っているとなかなか通知が止まらない。いいねだけでなくリツイートの比率が多いと感じた辺りで「これバズったかもな」と察します。
リツイートが数10〜100を超えると後はツイートの本質や素材の良さだけでひたすら伸びていきます。初めは気持ちいいですが傷つきやすい人はこの辺りで通知を切りましょう。
フォロー/フォロワー以外の通知をオフにする方法
自分がフォローしている人やフォロワーさん以外の人からの通知をオフにするにはPCなら「もっと見る」>「設定とプライバシー」>「通知」へ飛ぶと「フォローしていないアカウント」や「フォローされていないアカウント」という項目が現れるのでそこにチェックを入れます。
Twitterそのものの通知をオフにする方法
Twitterからの通知そのものをオフにするには端末側の操作が必要です。iPhoneなら、設定から下の方へ行くと各アプリの設定が行えるので「Twitter」>「通知」と飛んで「通知を許可」のチェックを外しましょう。
増えるフォロワー
いよいよ本格的にバズってきて、ツイートを眺めているだけでリツイートといいねの数がメーターのように増えていきます。
ツイートのアクセシビリティを確認するとバグったとしか思えないようなデタラメな数字が表示されます。
色んな数字がある中で、最も興味深いのはフォローという部分(一番下)。
バズったツイートをきっかけにフォローしてくる方々がいらっしゃいます。
僕はその心理ってわからないんですけど、ツイートが気に入ったからフォローすることで今後も定期的にこのようなツイートに巡り会えるかもと考えているのかなというのが妥当な結論です。それかツイートをきっかけに知ったけど、プロフィールを見たら気が合いそうだったっていうのも超微量ながらありえるかもしれません。
猫ツイートがバズると現れる4種類の人
今回、例に出しているのは猫に関する2つのバズツイート。
猫のバズはそこまで珍しいものではなく、毎日人からのリツイートでかわいい画像がタイムラインに回ってきます。
そんな中で「有名な猫ちゃん」ではなく、たまたまバズに遭わせられた「一般的な猫ちゃん」のツイートには以下の4種類の人たちがリプライ欄に現れます。
- 感想系
- 自慢・自分語り系
- コラ画像系
- 心配系
まず「感想系」ですが、これは単純にツイートに対する純粋な反応です。「かわいい!」とか「なんでこうなっちゃうの〜💕」とか基本はプラスに捉えられる率直なリプライが多いです。
次に「自慢・自分語り系」。そう書くと勘違いを産みそうですが、要は自分も猫や犬を飼っていて似たようなシチュエーションの画像を持っているから「うちの子も見て!」と言ってくるパターンです。バズったツイートに乗じて一緒に伸びて行くのでこの系統のリプライが来たら高確率で通知を切った方がスマホのバッテリーに優しいです。もっとも、バズった側としては毒にも薬にもならない感じで、お好きに楽しんでいただいて結構という感想笑
3つ目に「コラ画像系」。猫や犬が面白いポーズで寝ているとか恰好が滑稽だとかがバズる要因の一つですが、良く見ると何かに似ているという発想から画像を加工してコラとして楽しむツイートです。これは個人的に結構好きで、本当に笑わせてもらうことがあります。ただ、やるからにはそれなりのクオリティで投稿してほしいというのが贅沢な願い。
最後は「心配系」。これは「感想系」にも近いのですが画像の状況から万が一の事態を想定して「大丈夫ですか?」的な心配リプライをしてくださる方です。ツイートではわざわざ「危ない」なんて当事者は言わないので気持ちはお察ししますが状況がどうかというのは当事者が1番わかっているんじゃないかなと思います。ですが心配してくださりありがとうございます。
いろんな意見
このように、多方面から様々なリプをいただく中で、やはり見過ごせないというかちょっと傷つくタイプのリプや意見もあります。最近では「〇〇警察」なんて呼ばれたりもしますが、あの類です。
2017年の「ヒーターに当たる猫」のときは全然なかったんですけど、今年バズった「絵画のような猫」のときは伸び方もすごかったのでより様々な意見がありましたね。
その時の様子は我が家の猫がバズったご報告。詳細などお話しします!で話してますのでご覧ください。
それよりも僕がバズったついでに過去に呟いた歴代猫のツイートをツリーに載せまして、そこに書かれてることが読み方によっては誤解を招く感じだったのでバズるというより炎上しました笑 あれはいささか調子に乗りすぎたかなと反省しています。
いいことはあるのか
それで、結局バズるといいことはあるのかというお話ですが、結論から言いますと「あまりない」です。
「全くない」とは言い切りません。
暖かいコメントいただいたり、自分の喜びを他の人とも共有できる一時の優越感みたいなものはあります。ですが、通知が多くなるとそもそも一つ一つのリプを確認できなくなっていきます。さらに先述した「ご意見」みたいなものを一度見ちゃうとリプ欄を見るたびに目に入ってくるのでリプをチェックするのも怖くなるんですよね。
それでも怖いもの見たさにゆっくりスワイプして、最後は傷つくんですが笑
僕がバズってもいいことないなと思うのは自分の活動と関係がないからですね。
多分、ギターや音楽について正しい知識と理解の上でバズったら良かったって思うかもしれません。だから猫アカウントを運営している人は猫でバズってナンボなので良かったと思ってると思うし、そもそも外からの意見なんてどうでもよくてバズることが目的になっている人は僕のこんなちっぽけな悩みすら持っていないんじゃないかとすら思います。
普通にTwitterを使っている上でバズることってほぼないと思いますが、人生はいつどんな場面に出くわすかもわかりません。
もしかしたら目の前で大事件が起こるかもしれない、でももしそんなときに考えることが「バズるかも」というスケベ根性だけは持ち合わせないように気を付けたいです。
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関口竜太
東京都出身。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。
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関口竜太
東京都出身。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。