Pineapple Express「Passages」: インド発!多言語モダン・フュージョンバンドの最新EPがリリース!

こんにちは、ギタリストの関口です。

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本日はPineapple Expressの新EPをご紹介します。

Passages / Pineapple Express


Passages [Explicit]

Pineapple Express(パイナップル・エクスプレス)はインドのプログレッシブ・メタルバンド。

来歴


インド南部のカルナータカ州バンガロールで2016年に結成されたPineapple Express

ツインボーカルにベースレス、そこへフルート奏者も携えた一風変わった7人組バンドで、Djent、フュージョン、EDM、プログレ、ラップ、民族音楽など独自の調合でミックスしたスタイルを展開しています。

本人たちの言葉を借りるならそのジャンルは「多言語モダン・フュージョン」

2018年にリリースされたEP『Uplift』でそんなプログレスタイルの最先端を提示すると、それがアジアを中心に話題となり人気を年々上昇させています。

基本的にはCDアルバムを持たず(『Uplift』を除く)、配信という形でEPやシングルを細かにリリース。非常に現代の理に適った活動形態も特徴です。

本作『Passages』は2019年リリースの『Deja Vu』に次いで新たにリリースされた最新EPとなります。

アルバム参加メンバー


  • Arjun M P N – Flute
  • Gopi Shravan-  Drums
  • Jimmy Francis John – Vocal
  • Jyothish Mani-  Guitar
  • Karthik Chennoji Rao – Vocal
  • Ritwik Bhattacharya – Guitar
  • Yogeendra Hariprasad – Brains, Keyboard and Production

楽曲紹介


  1. Vultures
  2. Destiny
  3. Relentless
  4. Paralyse

本EP発表に際しYouTubeではフルストリーミング配信が行われました。まずはそのリンクを貼っておきます。

#1「Vultures」ですが、まずはYogeendra Hariprasadの奏でる穏やかなピアノの導入。そこからタイトなバックビートと共に、ナチュラルで色気のあるボーカルがヴァースをリードします。2:31〜は6/8の牧歌的なリズムにArjun M P Nのフルートサウンドが響くのですが、これが70年代的でありながら民族的でもある不思議な感覚です。

そんなフルートとストリングスから、これまたアジアンテイストな導入で始まる#2「Destiny」。リズム隊のみならずギターに関してもDjentを吸収したタイトなバッキングで、一昨年リリースのシングル『Anthem』で披露したようなラップを再登場させるミクスチャーナンバー。3連の細かなブレイクや変拍子などプログレッシブなアレンジにも抜かりがありません。

#3「Relentless」はヒンドゥー語の歌詞が独自の滑らかなニュアンスを産む彼ら流のバラード。ソロとバッキングが混同したようなプログレ・フュージョン風のギターに、オリエンタルでインドらしい柔らかい音の感覚が身を包んでくれるナンバーとなっています。

4曲入りEPのラスト#4「Paralyse」。イントロはギターとフルートによるテーマ。この、ギターのエッジとフルートの柔和な音色が現在のバンドの個性にもなっています。ヴァースはラップですが、疾走感溢れるリズムとストリングスや#2同様3連でバツバツと千切ったようなタイトさが超絶にかっこいいです。

全体を通して言えることですが、メロディセンスも非常によくてどんなリフや展開を持ってこようともサビで必ずカタルシスを解放してくれる勢いを持っています。個人的にはデビュー作の「Cloud 8.9」が衝撃的だったのでまた近々あんな感じのトンデモ楽曲をリリースしてくれることを望みます!

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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