【News】元MarillionのシンガーFishがニューアルバム「Weltschmerz」を2020年9月25日にリリース!新曲「Garden of Remembrance」のMVも公開!

こんにちは、ギタリストの関口です。

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Marillionのボーカルとして知られるシンガーFishがニューアルバム『Weltschmerz』2020年9月25日にリリースします。

Fish - Weltschmerz :: Rock Report

概要


Fish1983年、イギリスのネオプログレッシブ・ロックバンドMarillionにて、デビューアルバムScript for a Jester’s Tearから参加、80年代のネオプログレ世代を支えます。

その後バンドを離れてからはソロ活動で30年間、コンスタントにアルバムをリリースし続けています。

とは言いつつ、本作はFishにとって実に7年ぶりとなるニューアルバムで本人もそこは自覚があるところ。新型コロナウイルスの影響によりリリースが遅延した作品の一つではあるものの、「待つだけの価値がある。しっかり準備ができた上で、自分も納得できる最高の作品だと満足している」と語っています。

アルバムタイトルの「Weltschmerz」は18世紀に生きたドイツの作家Jean Paulが造った造語で、「世界の不適切さや不完全に触れ悲しむ」と言った意味を持ちます。これをもっと端的にすると「世界の痛み」となり少々哲学に近い解釈となってきます。

新曲「Garden of Remembrance」


すでにこのアルバムからいくつかシングルをリリースしていますが、今回新しく公開となったのはバラードソングの「Garden of Remembrance」

美術館を思わせる真っ白な空間でFishが語り部のように歌う美しい楽曲ですが、MVはロックダウンの影響でホワイトスクリーンと3Dモデルを利用した合成らしいです。

また恋仲の男女のシーンでは当初スコットランドで撮影される予定でしたが、これもおそらく大規模な移動の観点からイングランド東部にあるエセックスのビーチで撮影されたと明かされています。

肝心の楽曲ですが、ピアノ、ストリングス、そしてアコースティックギターに年季の入ったFishのシブい歌声がマッチした痛烈で切なく美しいバラード。非常にハートウォーミングで若い男の方が実はFishなのかなと思わせるドラマ性もあり癒されます。

アルバムは2020年9月25日にリリース。アルバムは2枚組の80分を超える大作仕様で、参加ミュージシャンにはJohn MitchellCraig Blundellなどネオプログレ界を代表する名前も上がっています。

収録曲

Disc 1

  1. Grace Of God
  2. Man With A Stick
  3. Walking On Eggshells
  4. This Party’s Over
  5. Rose Of Damascus

Disc 2

  1. Garden Of Remembrance
  2. C Song (The Trondheim Waltz)
  3. Little Man What Now?
  4. Waverley Steps (End Of The Line)
  5. Weltschmerz

アルバム参加メンバー

  • Fish – Vocal
  • Steve Vantsis – Bass Keyboard, Guitar, Percussion
  • Robin Boult – Guitar
  • John Mitchell – Guitar
  • Craig Blundell – Drums
  • Dave Stewart – Drums
  • David Jackson – Saxophone
  • Liam Homes – Keyboard
  • Foss Paterson – Keyboard
  • Doris Brendel – Backing Vocal
  • Mikey Owers – Backing Vocal
  • Scottish Chamber Orchestra – Strings

アルバムのプレオーダーはこちら▼

https://fishmusic.scot/store/albums/weltschmerz/17

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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