【News】元MarillionのシンガーFishがニューアルバム「Weltschmerz」を2020年9月25日にリリース!新曲「Garden of Remembrance」のMVも公開!
by 関口竜太 · 2020-07-26
こんにちは、ギタリストの関口です。
Marillionのボーカルとして知られるシンガーFishがニューアルバム『Weltschmerz』を2020年9月25日にリリースします。
概要
Fishは1983年、イギリスのネオプログレッシブ・ロックバンドMarillionにて、デビューアルバム『Script for a Jester’s Tear』から参加、80年代のネオプログレ世代を支えます。
その後バンドを離れてからはソロ活動で30年間、コンスタントにアルバムをリリースし続けています。
とは言いつつ、本作はFishにとって実に7年ぶりとなるニューアルバムで本人もそこは自覚があるところ。新型コロナウイルスの影響によりリリースが遅延した作品の一つではあるものの、「待つだけの価値がある。しっかり準備ができた上で、自分も納得できる最高の作品だと満足している」と語っています。
アルバムタイトルの「Weltschmerz」は18世紀に生きたドイツの作家Jean Paulが造った造語で、「世界の不適切さや不完全に触れ悲しむ」と言った意味を持ちます。これをもっと端的にすると「世界の痛み」となり少々哲学に近い解釈となってきます。
新曲「Garden of Remembrance」
すでにこのアルバムからいくつかシングルをリリースしていますが、今回新しく公開となったのはバラードソングの「Garden of Remembrance」。
美術館を思わせる真っ白な空間でFishが語り部のように歌う美しい楽曲ですが、MVはロックダウンの影響でホワイトスクリーンと3Dモデルを利用した合成らしいです。
また恋仲の男女のシーンでは当初スコットランドで撮影される予定でしたが、これもおそらく大規模な移動の観点からイングランド東部にあるエセックスのビーチで撮影されたと明かされています。
肝心の楽曲ですが、ピアノ、ストリングス、そしてアコースティックギターに年季の入ったFishのシブい歌声がマッチした痛烈で切なく美しいバラード。非常にハートウォーミングで若い男の方が実はFishなのかなと思わせるドラマ性もあり癒されます。
アルバムは2020年9月25日にリリース。アルバムは2枚組の80分を超える大作仕様で、参加ミュージシャンにはJohn MitchellやCraig Blundellなどネオプログレ界を代表する名前も上がっています。
収録曲
Disc 1
- Grace Of God
- Man With A Stick
- Walking On Eggshells
- This Party’s Over
- Rose Of Damascus
Disc 2
- Garden Of Remembrance
- C Song (The Trondheim Waltz)
- Little Man What Now?
- Waverley Steps (End Of The Line)
- Weltschmerz
アルバム参加メンバー
- Fish – Vocal
- Steve Vantsis – Bass Keyboard, Guitar, Percussion
- Robin Boult – Guitar
- John Mitchell – Guitar
- Craig Blundell – Drums
- Dave Stewart – Drums
- David Jackson – Saxophone
- Liam Homes – Keyboard
- Foss Paterson – Keyboard
- Doris Brendel – Backing Vocal
- Mikey Owers – Backing Vocal
- Scottish Chamber Orchestra – Strings
アルバムのプレオーダーはこちら▼
https://fishmusic.scot/store/albums/weltschmerz/17
Share this:
関連
関口竜太
東京都出身。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。
おすすめ
- 次の記事 Kansas「Leftoverture」: ブルースロックとプログレを併せ持つ’76年の超名盤は400万枚のベストセラー!果てなき伝承の航海へ乗り出す米ハードロックの4thアルバム。
- 前の記事 Pixie Ninja「Colours Out of Space」: ノルウェー発のサイケ・スペース・ロックバンド最新作!暗黒の世界観で彩るディープなプログレ作品!
人気の投稿とページ
アーカイブ
- 2021年3月 (2)
- 2021年2月 (8)
- 2021年1月 (10)
- 2020年12月 (14)
- 2020年11月 (15)
- 2020年10月 (19)
- 2020年9月 (24)
- 2020年8月 (26)
- 2020年7月 (28)
- 2020年6月 (30)
- 2020年5月 (31)
- 2020年4月 (30)
- 2020年3月 (30)
- 2020年2月 (29)
- 2020年1月 (31)
- 2019年12月 (34)
- 2019年11月 (31)
- 2019年10月 (32)
- 2019年9月 (31)
- 2019年8月 (31)
- 2019年7月 (31)
- 2019年6月 (31)
- 2019年5月 (32)
- 2019年4月 (35)
- 2019年3月 (35)
- 2019年2月 (25)
- 2019年1月 (31)
- 2018年12月 (24)
- 2018年11月 (22)
- 2018年10月 (16)
- 2018年9月 (11)
- 2018年8月 (18)
- 2018年7月 (27)
- 2018年6月 (29)
「イメージは燃える朝焼け」を購読する
The Prog Rock News Japan
関口竜太
東京都出身。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。