Pixie Ninja「Colours Out of Space」: ノルウェー発のサイケ・スペース・ロックバンド最新作!暗黒の世界観で彩るディープなプログレ作品!

こんにちは、ギタリストの関口です。

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本日はPixie Ninjaの2020年最新作をご紹介します。

Colours Out of Space / Pixie Ninja


Colours Out Of Space

Pixie Ninja(ピクシー・ニンジャ)はノルウェーのプログレッシブ・ロックバンド。

来歴


2008年、ノルウェーの北部ログナンで知り合った二人のキーボーディストMariusLeirånesJostein Haugen(兼ギタリスト)は共にデュオで演奏していた仲でしたが、2015年にPixie Ninjaとして本格始動します。

ドラマー兼プロダクションにはあのÄnglagårdとして有名なMattias Olssonが参加。この3人に加えさらにキーボーディストのJohan Hals Jørgensenが加入しバンドの初期ラインナップが完成します。

2017年に1stアルバムの『Ultrasound』リリース。

サイケ・スペースロックをベースにポストロックの色合いも加えた音楽性で、数多くのシンセサイザーやメロトロンを基盤としたヘヴィなサウンドを持ち、積極的な活動を続けます。

本作『Colours Out of Space』はそんなPixie Ninja待望の2ndアルバム。ヨルゲンセンが脱退しFredrik Klingwallが新規加入しているほか、ゲストにはスウェーデンのシンセポップユニットKate Boyで活躍するHampus Nordgren-Hemlinらも参加しています。

アルバム参加メンバー


  • Marius Leirånes – Keyboard
  • Jostein Haugen – Keyboard, Guitar
  • Mattias Olsson – Drums, Guitar, Glockenspiel, Synthesizer
  • Fredrik Klingwall – Piano, Mellotron, Synthesizer

その他参加ミュージシャン

  • Tiger Olsson – Vocal
  • Akaba – Vocal
  • Hampus Nordgren-Hemlin – Vocal, Bass, Organ
  • Leo Svensson-Zander – Cello
  • Fredrik Carlzon – French Horn

楽曲紹介


  1. Colours Out Of Space
  2. Leng Plateau
  3. CosmiK
  4. Hutchinson Cipher
  5. Strange Days

オープニングとなる#1「Colours Out Of Space」のモーグシンセによるファンタジックな導入からアルバムは開始。一旦フェードアウトしてから変拍子を交えたインダストリアルなドラミングとギターのアルペジオ、ゴーストチックなホイッスルによるメロディなどディープな世界観が広がっています。7:36〜は基本となるテーマにストリングも加わりより荘厳な雰囲気で締めくくっています。

続く#2「Leng Plateau」では一転、破壊的なギターとそれに被るシンセサイザーとの挑戦とも取れるハードなナンバーを披露。1:05〜の印象的なギターリックには独特なメロディアスさもあり、コード進行によって表情も変えます。

#3「CosmiK」は古くドイツのクラウトロックを思わせる電子的な音の空間にメロトロンのアナログな温かみがあるアンビエントソング。比較的長尺なPixie Ninjaの楽曲ですが、実験的な中でも聴きやすさがあるのは不思議な感覚です。

#4「Hutchinson Cipher」はアルバムで最長11分に及ぶ大作曲。ファジーなギターと重ためなリズムセクション、そしてKing Crimson風である暗黒な音の様相が緊迫感たっぷりで本能的に高揚する一曲です。随所で出てくるカラフルなパーカッションやエレクトロな味付けが単に重たい印象だけで終わらず様々な表情を浮かべていますね。これは芸術の域です。

ラストとなる#5「Strange Days」はこれまでのダークな空間から抜けピアノとシンセリードの澄んだ雰囲気が特徴的。ゲストであるTiger OlssonやAkabaのコーラスももはや楽器の一部と化し、幽玄で神聖な空気感をしてアルバムをフェードアウトしています。

前衛的なアンビエント音楽と認識できれば非常にかっこよく、かつダークな世界観にも浸れること間違いなしですが、音楽そのもののセオリー的解釈は難解だと思います。が、考えるよりも聴いた方が早いしTangerine DreamやLong Distance CallingにKing Crimsonを混ぜたような音楽と言えば当たらずも遠からず、知見の広がる一枚です。

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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