プログレの聖地、イギリスの基礎知識を超が付くほどわかりやすく解説!

こんにちは、ギタリストの関口です。

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プログレッシブ・ロックならずとも世界的に音楽発祥の聖地とされるイギリス。

我々の生活にも非常に馴染み深いこの国ですが、いざ興味を持ってみると結構複雑でややこしいことが多いです。

なので今日は超の超が付くほどの基礎知識としてイギリスがどんな国なのか、その触りを解説していこうと思います。

イギリスの正式名称


イギリスの正式名称は、グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国

英語にするとUnited Kingdom of Great Britain and Northern Irelandという大変長い名前になり、ここから「United Kingdom」とか、もっと略して「UK」と言ったりします。

「イギリス」という呼び方は日本の戦国時代にポルトガル人がイギリスを訪れ、そこでイングランドのことを「Inglez(イングレス)」と言ったことが語源。

英語を意味する「English」はイギリス人の祖先となるアングル人という人種が現在のイングランドに移住。Angleの住むLandなのでその地がEnglandとなり、彼らが話す言葉もEnglishと呼ばれるようになりました。

日本ではオランダ語の「Englesch(エングルシュ)」から「エゲレス」とも呼ばれていました。

4つのカントリー


King CrimsonのことをWikipediaで調べると「イングランドのプログレッシブ・ロックバンド」と出てきます。

もともと世界史や西洋史が苦手だった僕は初め「あれ、イギリスじゃないの?」とこんがらがってしまい、最終的に「イギリスで押し通せばいいか」とよくわからない結論に至りました。

イギリスは「United Kingdom」、つまり連合王国ということで、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド4つのカントリーから成り立っています。

あえて「カントリー」と言っているのは「国であり地域である」というニュアンスがあるためですね。

日本がもしUnited Kingdomなら独立した関東国や九州国があるといった感じで、それらが手を結んでさらに日本という一つの国となっているといった具合です。

これらはイギリスの地域でありながら同時に国でもあるので、この4つのカントリーにはそれぞれ国旗が存在します。

左から順にイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの国旗。ウェールズだけ場違い感があるのですが、他の三国の国旗を合わせると見慣れたイギリスのユニオン・フラッグになる、というデザインです。

イギリスという一つの国


イギリスはこの4つのカントリーをまとめた総称ではあるのですが、この「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」という名称で国連安保理によって一国として認められています。「イギリス」としてG7やG20にも参加しています。

またヨーロッパを代表する大国「ビッグ4」の一つでもあります。他の三国はフランス、ドイツ、イタリア。この辺りは、第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて隣国同士でかなり激しく争った国でもあり、それとは別に文化的、経済的に大きな影響力を持っている国々です。

ただしイギリスはヨーロッパを中心とした政治経済同盟のEU(欧州連合)を2019年に離脱しています。ここもややこしいポイント。

EUに関しても最後まで離脱するのしないのと国中で揉めていたっぽいのは記憶に新しいですが、つまりこれも4つのカントリーから成っているため考え方がそれぞれ微妙に違ったことも一因ですね。

アイルランドとの関係


イギリスの形って女の子が横向いてる形に似てない?とその昔2ちゃんねるでスレが立ち、その後めちゃくちゃ絵のうまい人によってみんなが納得するレベルの擬人化に成功しました。

ホントだ! イギリスの形が「胸の大きさを気にしている女の子」に ...

これがその絵ですね。女の子の後ろに花束のブーケがありますがここが4つのカントリーの一つ、北アイルランドです。

アイルランドは17世紀にイギリスに侵略をされてから、長らく植民地として弱い立場にある歴史を持っています。

その後、1920年の「アイルランド統治法」によってアイルランドは南北に分かれることになるのですが、北はイギリスのカントリーとして、南は独立したアイルランドという国として現在も続いています。

それぞれのカントリー出身のプログレバンド


最後はそれぞれ4つのカントリーを出身地とするバンドをまとめました。音楽的な特徴の参考にもしてみてください。

イングランド

1280px-Flag_of_England.svg

主要なバンド:King Crimson、Yes、Pink Floyd、Genesis、Emerson, Lake & Palmer etc…

イギリスの南、イングランド出身のバンドは極めて多く、正直有名なバンドのほとんどはイングランド、それもロンドンの出身者です。それもそのはずで人口はイギリス全土のおよそ80%、敷地も2/3に当たるのでほぼイギリスとイコールみたいな感じなのです。

この地域はロンドン以外にもリヴァプールやマンチェスターなど有名な都市が多いですね。

ウェールズ

1280px-Flag_of_Wales_(1959–present).svg

主要なバンド:Magenta、Mermaid Kiss、Bran、Man

イギリスの南西に位置するウェールズは元はウェールズ王国という国でしたが、13世紀ごろから徐々に弱体化、イングランドに臣従する歴史を持っています。

ドラゴンが描かれた国旗は1959年に正式に国旗として認められますが、一説に寄ればスコットランドと並んでイギリス最古の国旗だそう。ただこれは神話感が強いみたいです。

ここでの音楽はフォーク成分が多く、豊かな自然と城跡などが残る歴史あるイギリス像が具現化したような温かみのあるスタイルのバンドに恵まれています。

スコットランド

1280px-Flag_of_Scotland.svg

主要なバンド:North Atlantic Oscillation

イギリスの北に位置するスコットランド。スウェーデンやノルウェーなど、いわゆる北欧に近いこの地域は一年中荒涼な環境下で、夏は20度前後冬は5度程度とかなり過ごしやすい地域。

ヨーロッパらしくネオプログレッシブ・ロックやメタルが盛んな他、アイルランドに近いためケルト音楽も多く作られています。

北アイルランド

1280px-Saint_Patrick's_Saltire.svg

主要なバンド:Ash

イギリスの北西、アイルランド島の北に位置する北アイルランドでは有名なバンドはさほど多くなく、せいぜいオルタナ・ロックのAshくらい。

しかしながら南の本国アイルランドにはUKスタイルを受け継ぐM-OpusやFruuppといったトラッド・フォーク、そしてその名の通りアイリッシュなケルト音楽など多様性があります。世界的ロックバンドU2もアイルランド出身。

ということで超の超が付くほど基礎的なイギリスの解説とプログレとの関連性でした。


ブリティッシュ・ロックの名盤100(60~70年代編)

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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1件の返信

  1. 2020-07-16

    […] プログレの聖地、イギリスの基礎知識を超が付くほどわかりやすく解説! […]

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