オールドもメタルも!最新プログレ書籍情報2選!

こんにちは、ギタリストの関口です。

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本日はプレグレ関連の最新書籍情報二つです!いずれもマストバイだと思います!

いとしの21馬鹿たち どうしてプログレを好きになってしまったんだろう第二番 / 市川哲史 (シンコーミュージック)


いとしの21馬鹿たち どうしてプログレを好きになってしまったんだろう第二番

まずはシンコーミュージックから出版される『いとしの21馬鹿たち どうしてプログレを好きになってしまったんだろう第二番』

音楽評論家・市川哲史氏が2017年に出版した『どうしてプログレを好きになってしまったんだろう』というプログレッシブ・ロックのコラム本の第二弾です。発売中

堅苦しい説明や専門用語、その時代を生きていなければ背景がなんとなく掴みにくい書籍が多い中、同書は市川氏による五大プログレバンド本人たちへのインタビューをまとめた内容で極めて読みやすくそれでいて真実味の強い一冊

そんな『どうしてプログレを好きになってしまったんだろう』の第二弾として5月28日に出版されたばかりの『いとしの21馬鹿たち どうしてプログレを好きになってしまったんだろう第二番』のテーマは、まずKing Crimsonの「In The Court Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)」リリース50周年記念出版だということ。

King CrimsonPink Floydを中心に扱いつつ、プログレファンからは冷遇されがちなGordon HaskellやRichard Palmer、さらにYesのPeter Banks、Tony Kaye、Billy Sherwood、さらにGenesisのMike Rutherfordにも焦点を当てた濃厚な480ページ。

前回がDavid GuilmourやPeter Gabriel、Keith Emersonなどをフィーチャーしていたのでその発展系とも呼べる内容です。

【目次】

Walk On:偉大なる詐欺師と詭弁家の、隠し事

第1章 NOT SO YOUNG PERSON’S GUIDE TO 21ST CENTURY KING CRIMSON (21世紀のキング・クリムゾンに馴染めない)旧世代への啓示

§1 ロバート・フリップが〈中途半端〉だった時代──キング・クリムゾン1997-2008
§2 どうしてキング・クリムゾンは大楽団になってしまったんだろう

第2章 ALL IN ALL WE’RE JUST ANOTHER BRICK IN THE WALL ぼくらはみんな生きていた

§3 どうしてゴードン・ハスケルは迷惑がられたのだろう
§4 荒野の三詩人──誰かリチャード・パーマー=ジェイムズを知らないか
§5 「鍵盤は気楽な稼業ときたもんだ」(或るTK談)
§6 どうしてピーター・バンクスは再評価されないのだろう
§7 恩讐の彼方のヴァイオリン弾き──プログレで人生を踏み誤った美少年
§8 〈マイク・ラザフォード〉という名の勝ち馬

第3章 FROM THE ENDLESS RIVER 彼岸でプログレ

§9 ジョン・ウェットンがもったいない
§10 我が心のキース・エマーソン ─1990年の追憶―
§11 ビリー・シャーウッドの「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう」

第4章 PARALLELS OF WONDEROUS STORIES 遥かなる悟りの境地

§12 ウォーターズ&ギルモアの「俺だけのピンク・フロイド」
§13 壊れかけのRadio K.A.O.S

第5章 ONE OF RELEASE DAYS それゆけプログレタリアート

§14 吹けよDGM、呼べよPINK FLOYD RECORDS
§15 地場産業としてのプログレッシヴ・ロック(埼玉県大里郡寄居町の巻)

ボーナス・トラック

§16 ロキシー・ミュージックはプログレだった(かもしれない)

 

METAL HAMMER JAPAN Vol.2 (リットー・ミュージック)


METAL HAMMER JAPAN (メタルハマー・ジャパン) Vol.2 (表紙・巻頭ミュージシャン:ドリーム・シアター)

お次は3月に創刊した、英国のハードロック/ヘヴィメタル専門誌『METAL HAMMER』の日本語版『METAL HAMMER JAPAN』。第二号となる本誌ではDream Theaterを表紙に、「プログレッシブ・メタル」大特集となっています!6月23日発売

「すべてのヘヴィメタルはプログレッシブに通ず」と打って出た128ページのムック本。ヘヴィメタルのサブジャンル的扱いに止まるプログレッシブ・メタルですが、一般的に「プログレメタルでない」バンドにもプログレッシブな要素を多分に含んでいるということで、そこをフォーカスした企画みたいです。

説明にはIron Maiden、Metallicaの名前も上がりまたDjentの文字もありますので、検索しただけでは出てこない、原始的なプログレッシブ情報が得られればいいなと思っています。また、新譜がMike PortnoyのフェイバリットにもなったDizzy Mizz Lizzyにも注目です!

【目次】◇プログレッシブ・メタル・スペシャル

◎巻頭インタビュー:ジェイムズ・ラブリエ(ドリーム・シアター)
●1992年のドリーム・シアター

◎影響の源をたどる旅――幽玄なる象徴”プログレッシブ五大賢者”絵巻
◎メタル・サブ・ジャンルの大道を進む――王道プログレッシブ・メタルの系譜
●from 1980-2015――アイアン・メイデンは、いかにしてプログレッシブになっていったのか!?
◎禍々しきプログレッシブの森を進む――エクストリーム・メタルの深化論
●『メタル・ジャスティス』はどうプログレッシブなのか?
◎プログレッシブ・メタルの究極形態――インテリジェント・アグレッシブ=ジェントの進撃
●インタビュー:トーマス・ハーケ(メシュガー)
◎ノウハウ特集:知ってるつもり? 変拍子の基本と実践

◇『METAL HAMMER』最新ピックアップ…and more!
●デイヴ・ムステイン(メガデス)
●キング・ダイアモンド
●ミルクル
●コード・オレンジ
●ティム・クリステンセン(ディジー・ミズ・リジー)
●ロブ・ハルフォード(ジューダス・プリースト)
●ヨアキム・ブロデーン(サバトン)
●ブラッド・インカンテンション

□DISC REVIEW
□METAL NEW GEAR

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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