これからの音楽活動はこれでしょ!ギターオンラインサロンGIUに入会してみた!
by 関口竜太 · 2020-03-07
おはようございます、ギタリストの関口です。
先日、というか2月の話になりますが、この度オンラインサロンGIUに入会しました!今日はそちらのお話をしたいと思います!
先に明言しておきますが、勧誘を勧める記事ではありません。「こういう理由で入ったけど得しかなくない!?」、そういう話です。
オンラインサロンとは
そもそもオンラインサロンってなんぞやという話ですが、
近年、作家や実業家、ブロガー、YouTuberなど専門的な知識や実績のある人が主宰するWeb上の会員制コミュニティとなります。
これだけではよくわからないと思いますが、有名どころだと堀江貴文さんやキングコングの西野さんのようにお金の流れやビジネスそのものを生業とした人のサロンが人気で、実際堀江さんが2014年に立ち上げ話題を呼んでから急速にその数を増やしています。
そこで学べることというのはサロンの内容にもよりますが、活動を通じて自身のビジネス形態の生長、拡張が主。要するにお金のことを知ってそれを活かしていこうという動きですね。中には単にファンクラブ的なニュアンスのものもあるようです。
性質上そのほとんどは有料の会員制であるという側面から、意見が異なる人同士の衝突、アンチによる荒れなどが生じにくく平和でクロージングなコミュニティである特徴が挙げられます。
現場から自宅まで多様な音楽活動
みなさんは「音楽活動」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
最近は新型コロナウイルスの感染拡大が密閉された空間で起きやすいという意見から、全国のライブハウスなどに矛先が向いているらしく、そのせいで電車に乗るバンドマンが飛び火を食らったりと、楽器を背負っているだけで批判を浴びる例もあるなんとも哀しい事態となっています。
またライブやコンサートの中止・延期が相次ぎアーティストのバックバンドとして仕事をしているミュージシャンたちも軒並み収入が激減という目を瞑りたくなるような実態もあります。
しかし、楽器を練習して人前で演奏することだけが音楽活動でないことはこの10年で証明されつつあります。
DAWソフトの進化、高度な技術が盛り込まれたアンプシュミレーターの開発と普及により、自宅でもプロ現場さながらのクオリティで作曲や録音を行うことが可能になりました。またデータはアップローダーやGoogle Drive、Dropboxなどのオンラインストレージサービスを使って簡単に送り合うことができます。
スマートフォンによるカメラの高画質化でどんな人でも簡単に動画を撮影でき、YouTube、ニコニコ動画というそれらをアップロードするプラットフォームも急成長。さらにTwitter、Facebookを始めとするSNSも拡がりを見せたことでいいものは宣伝次第でお金をかけずとも拡散していく時代です。
自身で作った音楽はApple Music、Spotifyなど音楽ストリーミングサービスで配信することができ、WIX、Tumblrで作ったHP上やBOOTHでそれらを売ることも可能。
バンドで月に数回のライブをやるためスタジオに籠り音源の制作し、手売りでCDを配るという行為自体が薄れてしまうほど便利な世の中です。むしろ「地道な活動」という言葉で片付けられていたそれまでのやり方に疑問を持つ人が多かったという結果なのかもしれません。
もちろん、本来そうあるべき叩き上げられたプロの現場で活躍する先輩方を否定するつもりは全くなく、惜しみない尊敬と憧れを抱きながらも10年前であれば力なく終わっていった人たちでも、自らを売り込んでいける環境が整ってきたというのは音楽業界にとってプラスなのではないかという意見であることをご了承ください。
GIUについて
さて、本題であるオンラインサロンGIU。
これはGuitar Innovation University(ギターイノベーション大学)の略となりここまで説明すればなんとなくこのサロンの意図が想像付くのではないでしょうか。
https://lounge.dmm.com/detail/1751/
既存の音楽学校では教えてくれない現代ミュージシャンになるための実践的な内容をシェアする。 楽器機材メーカーやアーティストによるイベントを通しサロンメンバーによる自主的なスキルアップをバックアップするサロン
講師は、音楽学校MIジャパンのギター学科講師として有名で、「裸ネクタイ」がトレードマーク、日本を中心にアジアでも翻訳された「地獄の○○トレーニング」シリーズで教則本を多数執筆する日本7弦ギタリストの星、小林信一さん。
1988年ごろからプロギタリストとして活動を開始して以降、数多の実績を持ちその堅牢なプレイとキャラクターで若い世代にも距離感を感じさせない教則界のカリスマ宮脇俊郎さん。
多くのアーティストサポートや切り口を変えた教則本が話題、最近ではYouTube動画「タメシビキ!」が老若男女問わず人気を博すギタリスト山口和也さん。
その他、
- 阿部学
- ISAO
- 今西勇仁
- 梅ノゆり
- 岡聡志
- JOE・G (兀突骨)
- ZENTA
- 中前議晴
- 西尾知矢
- 溝下優也
- Yo_onityan
- 横関淳
などなど、プレイスタイルや活躍の場も違う、しかしギタリストならみなさんが目標とするアーティストや企業が参加をしコミュニティとして活性化し出しています。
ギターを通して発信したい人のためのコミュニティ
それでも新しい「音楽活動」となりうるオンラインサロンという形態に依然疑問が生じる人もいるかと思います。
僕自身入会したのが2月の話ですので、まだこれといって何か活動ができたわけではないのですが、その何かをできる環境は整っているしそれを手伝ってくれる人もいます。
要するに部活動のようなものなんじゃないかなと思っているんです。
「ギター」と付いている以上、そこに集まるのは本当にギターが好きな人ばかりだし、何もギターを弾いているだけの人ばかりでもありません。プロとかアマとかそんな垣根もありません。
ただギターについてもっと学びたい、うまくなりたい、新しい機材を試したい、どうしたらバンドがうまくいくか意見交換がしたい、YouTubeで何か発信したいetc…
自分からギターを通じて発信をしたいという欲や希望がある人なら誰でも入会する価値のあるものだと思うんですよね。強みはここでの「活動」をそのままYouTubeやブログなど二次的な活動へも使えることです。一つ行動をして二つ三つと自身のコンテンツに活かす。限られた時間の中で非常に効率がいいです。
また中に入るといくつか書き込めるトピックがあってSNSのようなタイムライン上で自己紹介をしたり新しく買った機材を自慢してみたり。講師の方から募集がかけられそこに反応していくことで早くも「活動」ができたりします。
月額会費が安い!
気になる会費は月額1,500円。これ安すぎるんです。
調べたら、普通音楽系サロンの相場は2,000〜5,000円ほど。一線級のプロが運営しているサロンで800〜1,300円ほどのリーズナブルなものもありますがこちらは基本運営が一人…といった具合で、名実ともに名高い講師3人とそこへ集まる錚々たるメンバーを加味しても見積もりで1,500円にはならないんですよ。
このブログを書いている3月某日現在、会員数は160人。現金な話ですが年間で288万円ほど会費が集まる計算です。一人では1,500円でもそれだけの予算があったらもう間違いなく面白くできるはずです。
サロンの方針としては講師からの企画はもちろん、会員からこういうことがやりたいとリクエストがあればそこに同調するメンバーで実際にやってみるといった動きも期待できるらしく、ある程度自発性が求められますが、積極的に動ける人ほど得をするのではと思っています。
最後に
何分、新しいが故に参加者としては暗中模索な部分もありますが実績のみならず人柄も信頼できる講師が揃っていると思うのでそこはヒントをくれるはずです。
最後にもう一度言いますが、あくまで僕個人が入りましたよという記事ですので、そういう活動が今後増えてくるかもしれないという報告でした。
サロンの中でしか共有できないコンテンツもあり事細かにお伝えできませんでしたが会員の一人としてこのブログやYouTubeチャンネルで有益な情報を発信できればと思います!
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関口竜太
東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。
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関口竜太
東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。