Brighteye Brison「V」: 旧Änglagårdのメンバーが率いるメロディック大作シンフォロック、超構築美の5th!

こんにちは、ギタリストの関口です。

今YouTubeでの動画編集を2、3本抱えていて、同時に譜面作成の依頼もありとてもありがたい日々をすごしております。

M3は見送ってしまいましたがじゃあ音楽と切り離されるのかと言われればそれは違うので気持ちを切り替えて別の積み上げを行なっていきます!

本日はこちらの一枚をご紹介!

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V / Brighteye Brison


V

Brighteye Brison(ブライトアイ・ブライソン)はスウェーデンのプログレッシブ・ロックバンド。

来歴


90年代初頭にスウェーデンで活躍したÄnglagård(アングラガルド)というプログレバンドがあります。わずか4年間という活動の中で『Hybris』という名盤も生まれ、その爆発的な瞬発力は今でも高く評価されています。

95年に一度解散をしたÄnglagårdでしたが2009年に復活。新旧入り混じるメンバー構成で2012年に『Viljans Öga』というアルバムを発表しています。

そんな再結成Änglagårdでキーボードを弾くLinus Kåseが率いるプログレバンドが本日ご紹介のBrighteye Brison。2000年に結成した彼らは2002年に1stアルバム『Brighteye Brison』でデビューをします(現在は入手困難)。

トラディショナルなプログレッシブ・ロックはこれまでもたくさん紹介してきましたがこのBrighteye BrisonもYesやGenesisからの影響を余すところなく受け継いだバンドの一つ。

Änglagård同様キーボードを軸にしたテクニカルなプレイも特徴で、現代的メロディックな旋律緻密な構成力を持つ大作楽曲を多く手がけています。温かみのあるヴィンテージサウンドをベースにギターやドラムなど垢抜けられる部分は垢抜けてくるネオプログレ/シンフォニック・ロック。

2011年にはバンド名の由来となったオリジナルのSFストーリーをコンセプトにした3rdアルバム『The Magician Chronicles Part.1』をリリース。本作『V』はそんな大作志向を再び展開すべく昨年リリースされた8年ぶりの5thアルバムとなります。

アルバム参加メンバー


  • Linus Kåse – Keyboard, Sax, Vocal
  • Johan Öijen – Guitar
  • Per Hallman – Keyboard, Vocal
  • Kristofer Eng – Bass, Taurus, Vocal
  • Erik Hammarström – Drums

brighteye.jpg

楽曲紹介


  1. The Crest of Quarrel
  2. V
  3. The Magician Chronicles, Pt.2

前作同様全3曲にまとめあげた叙情的シンフォニック・ロックの決定版。

#1「The Crest of Quarrel」#2「V」では共に10分を大きく超える長尺ナンバーとなっており、豪華なシンフォニックサウンドと、多用されるシンセサイザーから織りなすポップテイストのメロディラインが肝です。

メロトロンやハモンドオルガン、SAW波形のシンセリードも登場する70年代のオーセンティックなプログレッシブ・ロック要素が満載の本作ですが、Big Big TrainやIQ、Transatlanticといった近年人気のプログレバンドが持つ新しい風もそこはかとなく吹かせており、前述した垢抜けたギタープレイは21世紀ならではのハイブリッドさ。

#2では冒頭から怪しげなストリングスとタッピングで聴かせるテクニカルなギター。ジャズテイストも香る豊かなコーラスワークはThe Flower Kingsを彷彿とさせます。北欧ならではのウェットな質感にベースソロやアコギソロも設けバリエーションに富んだ展開で終始楽しませてくれます。

そして前作の続編に当たる37分の大作#3「The Magician Chronicles, Pt.2」。エレクトロではないシンセサイザーを純粋にフィーチャーし今世紀のシンフォニック・ロックをまた一つ更新する力作です。

若干唐突な場面転換はNeal Morse在籍時の初期Spock’s Beardさも感じるのですが、どこを切り取ってももれなく極上のトラッド・シンフォ・プログレサウンドを得ることができ、じっくり腰を据えてこそ楽しめる通な一枚となっています!

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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