Mind Over MatterよりM3-2020春の参加についてのお知らせ

こんにちは、ギタリストの関口です。

コロナウイルスがアジアを中心に世界中で猛威を振るっています。連日、日本でも感染者数を更新、ウイルスの出どころとされる中国では死者が2000人を超えました。

これを受けて、日本政府も「不急不要の外出はなるべく避けるように」と注意喚起しましたが、日本の仕事のシステム上そんな簡単なものではないことくらいどの国民もわかっていることでしょう。

さて、そんな中3月1日は半年に一度の音楽系メディアミックス即売会M3が開催されます。東京オリンピックの影響で例年ですと4月の最終日曜日だったのが約2ヶ月早まっての開催となる今回のM3。

M3準備会とする運営は、今回の事態を受けて一応は通常通りの開催となっていますが、参加者側から自粛、欠席する人も多く出てきています。今月の頭に、当サークルMind Over Matterも参加する意向をブログにて公開したのですが、今回感染の拡大を防ぐため当日のサークル参加を取りやめ欠席することにいたしました

今日はそんなM3春とコロナウイルスについて参加の是非の話をしたいと思います。

利用規約には返金なし


東京マラソンの一般参加中止で参加費を返金するしないが問題ともなっていますが、こちらM3でも通常、参加者側からの辞退の場合支払われた参加費は返金されません。

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これは参加費こそイベントを末長く運営するための資金源であり、会場であるTRCの確保やスタッフなど人件費も含まれているわけで、この機会でしかない出会いや体験の貴重さを考慮し、今後イベントを長期的に継続していくため仕方のないことだと思っています。

欠席者には補償の対応措置も


ただ、M3側も当初は問題ないとしておきながら、参加者の欠席が相次ぎ、以下のような措置を行うようです。

2020-02-20 07.16.05(2)

2020-02-20 07.16.11(2)

要約すると、

  1. 開催はする

  2. 参加費、カタログの返金はできない

  3. 感染を懸念し欠席するサークル参加者には、次回M3(2020秋)で補償(参加費が安くなる)

  4. カタログを買ってしまった一般参加者は、次回M3(2020秋)にカタログを交換できる

  5. 政府からの要請などで運営から中止を発表された場合は、3と4が全サークルと全カタログ購入者に適応される

ということですね。

若干不謹慎なことを言わせてもらうと、通常なら1万人ほどの参加が見込まれている大型イベントなので例えば半減でも5000人。その方たちへ自身の作品をアピールするという意味ではある意味チャンスと受け取る人もいるかもしれません。

ですがそれはあくまで100%感染しないという大前提の話です。

超不特定多数の人の中でお金や搬入品が行き来、咳など症状が出ていなくても全員が全員除菌とマスクを徹底できるかというと正直不可能であり、よほど巨大なサークルさんや扶養家族がいないなど個人的にリスクが少ない参加者さん、どうしても目当てがあるという人以外「もしも」の事態に保証はないと思います。

売り子さんや手伝いをお願いしていたスタッフには、こちらから頼んでいただけに心苦しいのですが、彼ら自身の生活が抜き差しならない状況に陥らないよう、僕が管理してあげなくてはいけません。そして手伝ってくださる彼らなくしてこのサークルは成り立たないとも考えています。

そして、ここでしか会えない人やその場の空気を味わえないということも非常に残念なのですが、今回運営側からある程度の補償がされるということなので、見えざるウイルスに対して「自分は大丈夫」というバイアスを乗り越え悩みに悩んだ結論となります。

以上のことを踏まえ大変心苦しいのですが、当サークルMind Over MatterはM3-2020春の参加を断念、欠席させていただくことにいたしました

頒布物について


当日頒布予定だったアルバムについては、BOOTHに設営してあるMind Over Matterのショップページにて、

M3当日に限り、イベント特別価格(送料込み)

にて頒布させていただきます。

詳しい内容についてはまたブログやTwitterでお知らせいたしますので、フォロー、またはブログ購読設定をしていただきお待ちください。

今後もMind Over Matterをよろしくお願いいたします。

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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