#3「The Open Arms of Grace」は超攻撃的なモダンメタルとして機能。Djentやメタルコアと言った近代的なメタルの形をThematicは得意としていて、その裏でなるシンセのシーケンスや、インターバルで聴ける変拍子リフなど従来のプログレメタルとして外せないファクターもしっかりこなしていく視野の広さが魅力的です。
ダイナミックなベースと共にパワーでごり押してくる#4「Dirt and Chains」。HIMなどのオルタナゴシックさがありながらギタリストのケヴィンによるテクニカルなソロなど聴きごたえ十分。
ベース絡みではベーシストのネイトはキーボーディストも兼任しているのですが、彼の打ち出す鍵盤サウンドがバンドに限界を設けず広がりを与えています。感想でエスニックなプログレパートを持つ#5「The Last Boundary」やバラード曲#6「Silence in Thought」、#10「Solitude」。曲の冒頭でデジタルな雰囲気を作り出している#9「Carry The Fire」などアルバムの至る所でその存在感を得ることができます。
基本的にはコンパクトにまとまったプログレメタルですが、ラストナンバー#14「This Golden Day」では彼らにとって初めて10分を超える大作に仕上がっています。この曲では道中に登場した煌びやかなクリーンアルペジオやシンセサイザー、デスボイス、往年のプログレッシブバンドらしくテクニカルな展開の数々を一挙に引き受ける全乗せセットな一曲です。
東京都出身。
14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。
プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。
東京都出身。
14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。
プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。