簡潔に自分を表現する!自己紹介の有用性と攻略法について。

おはようございます、ギタリストの関口です。

新年となりましたがこういう節目っていうのは大事に丁寧にすごしたいというのが人の性ですね。

こういう、何らかの節目や初対面同士が多い場所に行くと必然的に自己紹介が求められます。今日はそんなわけで自己紹介の大切さをお話しながら僕自身も自己紹介していこうと思います。

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なぜ自己紹介できないのか


そもそも自己紹介とはなんなのか。

これは自分のことをよく知らない人へ、極めて端的に自分の魅力や人間性を知ってもらうための説明のことです。何度も機会が訪れるのに何度やってもうまくいかないというのは人生あるあるです。

その主な要因がこちら。

  • 緊張してしまう

  • 直前で考えている

  • 細かいことが気になる

  • 自分に意識を向け慣れていない

まず緊張してしまうというのは誰しもありそれ自体は悪いことではありません。大切な自己紹介という儀式に意識を向けられているということですからね。

でもあのゆっくり自分の番が回ってくる感じが刑の執行を待っているようで嫌なんですよね。

またそういう場では一人一人に向け多くの目が集中するので、自ずと「逃げられない」という空気が存在します。そのような状況下でパニックになってしまう「広場症候群」という精神障害もあるくらいなので軽視はできません。

そんな緊張下で気を紛らわせたくて、あるいはうまくこの波を乗り切るため順番が回ってくる間に考えていたりします。しかし緊張状態でそこまで思考が回るとは思えません。そして今自分に向けて自己紹介をしている人の情報が入ってこないので後で「あの人誰だっけ」ということになります。

自己紹介は事前に考えておく


この二つに関して解決策というのは「自己紹介を事前に考えておく」。これに尽きます。

ただなんとなくこれを言おうというのではなく、暗記レベルでガチガチに固めておくのです。でも難しいことじゃなくて、よく本を読むとその後ろに著者のプロフィールが載っていますよね。あれってほとんどテンプレートですが基本生まれた年、出身地、肩書き、あとは代表作くらいなものです。

つまりこの基本情報をテンプレートとして持っておき+αを付け加えればいいのです。

この+αの段階でつまずくのが「自分に意識を向け慣れていない」「細かいことが気になる」という部分。

人は身近なものほど徐々に無意識的なカテゴリーに分類されていきます。自分の住んでる家の匂いが感じられなかったり歩き方や口癖に気づかなかったり。逆に人へは自分の外に意識が向くので気づくのです。

改めて自分に意識を向けるとどういう人間なのかわからないという、これも人生あるあるです。僕なんかはギタリストとして活動していますが同じギタリスト界隈でこの+αは通じませんよね。なのでもう一つのパーソナルとして米屋という部分を使っています。

「米屋を経営しながらギタリストもやっている」。これは自分の半径50kmを探してもそう多くはないと思っています。

ここで重要なのはあまり細かい情報にしないことです。今、通過的にハマっているものとかちょっとマニアックな趣味などは避け、その場に応じて最大公約数的な情報をプラスすることです。

今度は米屋の集まりに行ったと想定します。ここで「好きなものはプログレッシブ・ロックです」と言っても周りはキョトンです。ちょっとプライドが許さなくても「ロックギターを弾いてます」くらいの方がその場の全員が理解のハードルを超えられるでしょう。

逆にプログレ好きが集まっているような場なら少し尖った選択をしてもいいかもしれません。「ハンガリー・プログレにハマっています」とか言ったら「ハンガリー好きの人」で覚えてもらえるかもしれません。

自己紹介の失敗談


自己紹介に関してある失敗談があります。

今から9年ほど前、とある音楽事務所の説明会に出向く機会がありました。結論から言うとちょっとヤバめな怪しい事務所だったのですが…それはさておき。

たった数名集められたカフェで所属社員さんの指示のもと僕から自己紹介することに。

自己紹介自体は特になんの変哲もない内容で終了し、僕に続いて二人、三人と続いていきます。全員回った辺りで社員さんが僕を指差し一言。

「この人の名前覚えている人?」

周り、シーン…

自己紹介して名前を覚えられていないのは自己紹介した本人の責任だとその時初めて言われました。事務所自体は怪しいものでしたが、この意見に関してはそうかもなということで以後肝に銘じています。

自己紹介に盛り込むポイント


さて、基本情報に+αとなる差別化を入れるほかにも自己紹介に盛り込めるポイントはいくつかあります。

一つは数字。これは実績や説得力を増す要素です。「毎日プログレを聴いていて、オススメはDream Theaterです」と言ってもさらっと受け流されそうですが、「年間100タイトル以上のプログレアルバムを聴いていて、その中でもやっぱりDream Theaterが好きです」と言うと知見が高く単にDream Theaterが好きなだけでは?という周囲の疑問も納得に変わります。

そして目標やビジョン。「ブログを書いている」「YouTubeに動画を投稿している」という現状だけではなく「収益化を目指す」「多くの人と交流をする」「その道の人になる」などある程度のビジョンが見えると共感を得られます。

実際に作ってみる。


最後に。以上を踏まえて、今回はブログを読んでくださっているみなさんに向け自己紹介を書いてみました。

米穀商を営みながらギタリストをしている関口竜太です。

100年近く続く米穀家系の5代目としてお店を経営、ギターは高校生のころより16年続けています。

自身のブログにて音楽評論やコラム、活動を毎日更新しています。

プログレッシブ・ロックという音楽ジャンルのファンで、年間100タイトル以上のアルバムを聴きブログにまとめている他、自身でも作曲をしています。またYouTubeにて動画投稿、Twitter、Facebookでも情報を共有しています。

ギターやプログレを通じて多くの人と交流を持ち、その道の人として有名になりたく思います。また米穀商については食の大切さについてより広め事業を発展させていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

これで300字ほど、少し長いのですが切り詰めれば30秒と足が出る程度で自己紹介が終わります。

今回まとめた内容は精神科医の樺沢紫苑さん著『アウトプット大全』の一部を自分なりに解釈しまとめたものですのでどうぞ参考にしていただければと思います。


学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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