Eric Gillette「Winter Solstice」: 若きプログレギタリストが織りなす完全無欠のヒーリングサウンドEPがリリース!

こんにちは、ギタリストの関口です。

今日は寒々しい一日です。つい先日公開されたこちらのEPをご紹介します。

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Winter Solstice / Eric Gillette


Winter Solstice

Eric Gillette(エリック・ジレット)はアメリカのギタリスト、マルチミュージシャン。

来歴


The Neal Morse Bandの若きリードギターボーカルとして獅子奮迅の活躍を見せるエリックがギターに触れたのは10代のころ。

幼少期からピアノを習い音楽に親しんでいたため、彼のルーツであるSteve Vai、Joe Satoriani、John Petrucci、Eric Johnsonに触発されギターに関心を持つことも自然な流れだったことでしょう。

2012年にはアメリカのマルチミュージシャンNeal Morseのツアーサポートギタリストとして募集していたギタリスト2枠のうち1枠に合格。ニールのアルバム『Momentum』においてマドリガーレコーラスを担当しツアーにも参加することとなります。

そして2014年、ニールが正式に立ち上げたThe Neal Morse Bandのボーカル兼リードギタリストとして今のプログレッシブ・メタル界を支えるホープとなっています。

自身のソロ活動では2013年にプログレメタルインスト作『Afterthought』、2016年には先のNMBでの経験を活かしボーカルプログレメタル作品『The Great Unknown』をリリース。

ギターやボーカルだけでなくキーボードやドラムなど多くの楽器演奏に精通し、近年ではドラムの教則DVDのリリース、オンラインDTMレッスンなどプロ志向ミュージシャンの育成にも当たっています。

楽曲紹介


  1. Snowfall
  2. Winter Solstice
  3. Mountain Song
  4. Frozen Tundra

ここまで、プログレッシブ・ロックやヘヴィメタルとしての彼を紹介してきましたが、本作『Winter Solstice』はその流れを断ち切る完全に別物の作品です。

そこにはギターもボーカルも変拍子も存在しません。ただひたすらに壮大でシンシンと積もる白き結晶の世界を表現したピアノとストリングスのサイレント・ワールド。そのサウンドは美しく、冷え切ったこの冬に透き通っていきながらも暖かく染み込んでいく至極の時間を与えてくれます。

Apple Musicでは「ニューエイジ」とジャンル分けがされており個人的にはVangelisを彷彿とさせるクラシカルなヒーリングミュージックです。

もともとこのようなオーケストラ音楽を制作することが好きだったと語るエリックは、新たな挑戦として本作をリリースできたことに前向きな姿勢を示しています。なお、彼のテクニカルな面を知りたいファンに向けては「心配しないで、来年にはまた多くのプログレッシブ・ミュージックを演奏していきます」とメッセージを上げています。

Digital download:
https://bit.ly/2EoMJeY

Listen on Spotify:
https://spoti.fi/2YQrv3a

Listen on Apple Music:
https://apple.co/2Ek2xzE

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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