Opeth In Cauda Venenum Tour in Japan 2019東京公演レポート!

おはようございます、ギタリストの関口です。

というわけでOpethのジャパンツアー「In Cauda Venenum Tour in Japan 2019」へ行ってまいりました!

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仕事を早めに切り上げていざZepp Tokyoへ。我が家からお台場は車で行くと早くていいのですがそこは冷静にゆりかもめ。ビール飲みたかったし。

あとで思ったのですがゆりかもめは新橋から乗る場合、お台場に入ってからぐるっと外周を回る感じで青海まで行くので足と方向感覚に自信がある人はお台場海浜公園駅で降りて歩いた方が早いし安いですね。お台場歴約20年、ようやくそこに気付くとは…

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ともあれ18時半ごろ青海に到着しまして仲間と合流。先行物販はすでに終了してしまったみたいなのですがZeppに着いたらちゃんと物販やっているようで一安心。無事目的のTシャツ(B)をゲットすることができました。

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さてビールも入って会場入り。幽玄なブルーの照明とスモーク、アルバムのカラーを思わせるオレンジのライトが雰囲気抜群ですでにかっこいいですね。

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あいにく、この日は演奏中の撮影禁止ということでカメラを向けることもなかったのですが、極端にパシャパシャということでなければ隠れて撮ってる人もいたよねという暗黙の了解。海外だとスマホでの撮影規制ってどうなんですかね、日本も緩くなったと思いますが国内アーティストは未だ基本NGだしライブハウス、アーティスト、そして観客との間の信頼感が大事だと思います。

会場が暗転しいよいよライブスタート。オープニングはアルバムのオープニングでもある「Livets Trädgård」。ライブに来るとこういうオープニングって雰囲気出ますよね。

メンバーが入場し大歓声の中1曲目となる「Svekets Prins」から幕を開けます。

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特徴的なステージ配置

Opethライブ初参戦だったのでわからないのですがステージの配置がなかなか面白くて、ステージ前方の中心から下手側にリードギタリストFredrik Åkesson、上手側にMikael Åkerfeldtという並び。

ステージ後方は一段上がるような感じで下手から順にキーボーディストJoakim Svalberg、ドラマーMartin Axenrot、そしてベーシストMartín Méndezという配置でした。

冒頭のシャウトは予想通りの高揚感。全体の音も非常によくて、ギターサウンドでは比較的王道で温かみのあるミカエルとメタルらしいエッジとサスティンが効いたフレデリックとの対比も面白かったです。なお、Opethはギタリスト両者ともPaul Reed Smithを使用。ミカエルはカスタム24(もしくは22)、フレデリックはシングルカットのモデルで基本的にメイプル指板とローズ指板の2本を使い分けていました。

過去作と分け隔てないリスナーフレンドリーな選曲

2曲目「The Leper Affinity」もファンが待ちわびた曲の一つ。スタジオ盤ではデスメタルを廃止しトラッドなプログレッシブ・ロックへと転向したOpethでしたが過去のデスメタル曲も変わらずにプレイしてくれる良心さと演奏の完璧さに早くも惚れそうです。ジャケットにハットを被り紳士的な風貌のミカエルも渋くてかっこよかった!

アルバムのリードトラックとなる3曲目「Hjärtat Vet Vad Handen Gör」。怒涛のOpethワールドは止まらずメタリックな刻みで畳み掛けていきます。フレデリックはリードギターでありながら、ボーカル面でミカエルをサポートする形を取っており要所要所でリードボーカルを担っていたのも印象的でした。

MCから、『Ghost Reveries』収録の「Reverie / Harlequin Forest」へ。音源のときは複雑に聴こえる楽曲でも演奏を見ながらじっくり浸っていると展開や細かなアプローチまで立体的に入ってくるので発見だらけで面白い!ベースのメンデス、ドラムのアクセンロットとの堅牢なリズム隊もえげつなく、アグレッシブなステージングからズバズバ決めてくる。

ふと思ったのですがアコギパートの多いOpeth、途中のアコースティックサウンドはピエゾによるものなのかそれとも同期なのか、なかなかにリアルでした。ピエゾだとしたらPRSではあまり聞かないので改造してあるということかな。

コードにスライドを交えたミカエルのジャジーなクリーントーンから始まった5曲目「Nepenthe」。こちらは『Heritage』からの選曲ですね。強烈なサスティンでSteve Vai並にシームレスなリードを聴かせるフレデリックのソロが印象的。今回のセットリストは事前の記事【ネタバレ注意!】Opeth Japan Tour 2019がいよいよ開幕。気になるセットリストをまとめました!でも書いたようにニューアルバムと2001年以降のアルバムから1曲ずつという組み合わせでした。

6曲目は『Pale Communion』より「Moon Above, Sun Below」。中盤はバラードやムーディな選曲を寄せていますね。キーボードのヨアキムはメタル曲では観客に負けないほどのヘドバンを見せこういった雰囲気たっぷりの曲では繊細なピアノやオルガン、メロトロンサウンドと言った役割をしっかりとこなしていました。

会場を沸かせるミカエルのMC

7曲目はバラードアルバムとして評価が高い『Damnation』から「Hope Leaves」。先に大阪公演を見た人たちからの感想として「座って見たい」という意見があったのですが、中盤のバラード中心のことを言っているのかなと思っていました。

しかしそれは違ってミカエルの人柄にありました。過去の動画でもちらっと書きましたがミカエルはそのダークな音楽性とは裏腹に非常にユーモラスで冗談が好きな明るい人物なのです。

 

 

おかげでその渋い声から話されるMCは常に冗談混じりで会場はずっと笑いの渦。自身の帽子の話、日本のご飯が美味しいという話。観客から「リッチーブラックモアー!!」とか「ディオー!!」と煽りが入ると一つ一つそれに応えたり、甲高く笑った女性の声に反応して「ご機嫌な笑い声だな、ヒッヒィー!」と笑い声を真似したり。

MCではヨアキムのお父さんが90歳の誕生日ということもあり会場からハッピーバースデー動画を送るという場面もあるスペシャルさも。

などなど、これにテーブルと食事があったら完全にディナーショーが成立するレベルでしたね。

でもシリアスな楽曲とのギャップが最高にかっこいいしこういうラフさがあるからバンドが続いていくんだなとも思いました。

本編ラストはニューアルバムから「Allting Tar Slut」。イントロのクリーンギターのフレーズはおそらくルーパーを使っていましたね。ラストのシンガロン的なテーマの大団円で本編は終了。

アンコール

再入場まで無駄に引っ張ることもなく案外さらっと現れたアンコール。

曲は前作から「Sorceress」、こちらはギタリストを2人を除いた後方ステージの3人がイントロを勤めていて印象的でした。そしてラストナンバーはエクストリームデスメタル「Deliverance」。何度聴いても最強にかっこいいこの曲でしたが生で見ることができて感無量です、おかげで無敵の一曲になりました。

セットリストは最終的にリーク通り。2019年の最後にデスメタル、プログレッシブ・ロックを超えたアート音楽の頂点を見させていただきました。

前にミカエルが「日本に来るときはいつもバタバタしていてあまり観光ができない」と言っていて、今回もMCで「翌日からシンガポールに飛んでしまう」ということでしたので、月並みですがまた日本に来てくれることを楽しみに待っています!

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Opeth「In Cauda Venenum Tour in Japan 2019」セットリスト

  1. Svekets Prins
  2. The Leper Affinity
  3. Hjärtat vet vad handen gör
  4. Reverie / Harlequin Forest
  5. Nepenthe
  6. Moon Above, Sun Below
  7. Hope Leaves
  8. The Lotus Eater
  9. Allting Tar Slut
  10. Sorceress
  11. Deliverance


イン・カウダ・ヴェネノム[2枚組CD(英語ヴァージョン+スウェーデン語ヴァージョン)[日本語解説書封入]]

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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2件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    お父さんが90歳って言ってましたよ。

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