台風19号から一夜。その対策と情報正しかった?

おはようございます、関口です。

関東地方は台風一過、みなさん無事に一晩をすごせたでしょうか?

深夜に荒川の氾濫警戒アラートが鳴ったのでびっくりして起きたのですがとりあえず荒川も、近くの隅田川も氾濫することなく過ぎたことにまずは一安心です。

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北関東や東北、あとは氾濫した都幾川や多摩川周辺の住宅では被害も報告されていて、また先月の台風で大変な被害があった千葉県でも再び停電したりと、自分のところが大丈夫だったからと素直に喜べないのが現状です。

今回も数日前からすでにある程度予測されていただけに窓の強化などの準備はできたし、僕の住む地域では排水に関して強みがあるので雨は大丈夫と多少のバイアスもかかっていたのですが、川の水位が上がっているというニュースはさすがに肝が冷えました。

あと、お店は強化ガラスなので割れる心配などはしていなかったのですが、窓に吹き付けた雨の水滴が自動ドアのレールに溜まって浸水、という危険があったのでそこだけ事前に気付き対策できたのは今回自分を褒めてあげたい点です。

反省点


今回反省すべき点は割とSNSに情報を左右されたというところでしょうか。

僕が不安を煽られたのは隅田川テラスと呼ばれる隅田川沿いの遊歩道の一部が水に浸ったという報告。これに関して少し話します。

近所にある隅田川はここ数年で住宅と川を寸断する従来の防波堤を廃止しました。

特に震災以降から津波や氾濫などへの対策と、より人と水とが近づける環境づくりということでスーパー堤防への大規模改修、川沿いの遊歩道など人と川が暮らしの中で共存できることを目指してきたことが挙げられます。

今回のような大雨では遊歩道は真っ先に水に浸るため認知が少ないとあたかもそれが「氾濫している」と思われることもあったようで。

「隅田川テラス氾濫です」とのツイートとその様子を映した映像を見るとどうしても不安を感じてしまいました。ですが、本来川の水位の近くに遊歩道を設けたという造りなだけなのでこれを氾濫と判断するのは早計でした。

実際水位の観測をリアルタイムで確認できるサイトでは氾濫までまだ半分ほど余裕を残していましたのでそれを確認したら大分安心できました。

情報の取捨選択


やはりこういう状況下では正しい情報と誤情報がちゃんぽんになりがちなSNSはご自身で使いどころを見極めた方が良さそうですね。自分がどんなに気をつけていてもフォロワーさんなどが回してくれたツイートがすでに拡散された誤情報だったりすると信じてしまうかもしれません。

去年の台風でトラックが横転する映像をまるで今回の映像のように流しているツイートもありましたし、反応や人の危機意識を煽れるとは言え個人的には悪質だと思っています。

SNSは基本、気象庁や政府、報道メディアの公式チャンネルから発信された災害マップや被害確認のサイトへ常に自ら飛んで確認するのが一番です。それと知人同士の連絡や安否確認ですね。これらに使うと不安も紛れて非常にいいツールです。

あと比較的年齢層の低いツイッターよりもFacebookの地域フォーラムなどの方が冷静な情報のみを得られたりします。

直らない無駄な買いだめ


あと今回やっぱり起きたのが事前の買いだめ。

東日本大地震でも起きたことですが地方の人にとってはその行動もいざしらず、東京のど真ん中でそれをやっている人を見るのが毎度情けなくなってくるのです。

もしかしたら電気や水道、ライフラインが止まるかも知れない。もしかしたら自宅から離れた場所に避難しなければいけない。

確かにその不安はわかりますが台風自体は一、二日ですよ?大量に買ったカップラーメンやパン、それこれからどうするんですか。

よく「自分にできることを」と言いますけどそれをやった結果「人ができたはずなのにできなくなった」っていう事態は本末転倒だと思います。養生テープなんて一つか二つあれば家の窓全部カバーできますから。本当に必要な人の手へ回らなくなるのでいい加減こういうのも自重していただきたい。

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案の定フリマアプリに出回る大量の養生テープ

まぁその辺の日本人特有のズレた危機意識やら流されやすい国民性に多少の呆れを感じながら無事に済んだならそれが一番です。呆れますけど笑

まだ全体の被害がわかってくるのはこれからなのでニュースも小まめにチェックしておきたいと思います!

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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