同人音楽、リリースするならCDかダウンロードカードか。CDとの今後の付き合い方。

おはようございます、ギタリストの関口です。

連日Mind Over Matterの作品作りに思考が支配されていたりするのですが、先日は演奏に参加してもらうキーボディストの熊式と打ち合わせなども進めていました。

僕が主宰するMind Over Matterというプロジェクト。2017年に1stアルバムをCDとしてリリースしているのですが、2ndアルバムはどういう媒体でみなさんにお届けしようかこの一年くらいずっとテーマになっています。

今回は1982年に登場したこのCDという媒体に対し、2019年の現在どう思われているのか、今後僕たちがどう接していくべきか考えていきます。

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CD音源リリース事情


一週間で5万枚売ればオリコンTOP3という現在のCD事情。

一般的にプロのアーティストが「音源をリリースする」と考えると「CDのリリース」と未だイコールに考えられるのですが、個人的にはCDはすでに古いんじゃないかと思っています。第一、さまざまな自己発信の方法に溢れている現代で「CDを作って売る」というのも少々疑問ではあるのですが話がややこしくなるので今は置いておきます。

音楽を聴いてもらうなら理想はサブスクリプションやそれに伴うストリーミング再生で、リスナーからしてみれば月額払って好きな音楽を選べるという形態はこれからのメジャーです。

ちなみストリーミング再生による収益を調べていたら以下のツイートを発見しましたので一応参考までに。

yanatake(@yanatake)

ニプシー・ハッスルのツイートが話題になってますが
各WEB/ストリーミング収益はこんな感じ

100万回再生で得られる利益は…

YouTube → 約7万6千円
Spotify → 約48万4千円
Apple Music → 約81万4千円
Tidal → 約138万5千円
Amazon Music → 約44万5千円

ちゃんとストリーミングで聴くの大事

他にも大手Apple Musicでは1再生1.2円という話もあり、100万回再生のこのデータと合いませんが、だいたい80万円〜100万円くらいの収益が見込めるようです。

去年解禁されたMr.Childrenクラスにメジャーなら、まぁまぁ現実的な数字だと思いますが、裏を返せばCDが売れてくれれば微々たる収益だとも言えますね。

同人音楽はCDかDLの二択


しかしながら、100万回再生なんて数字は趣味やサブカルチャー的位置付けの同人音楽にはほぼ無縁の話です。

仮に100人のファンが新曲を100回ずつ聴いてくれても収益は8000〜1万円くらいで、4分の曲を7時間近くぶっ通しで聴いてくれた割にはちょっと贅沢な夕飯を食べておしまいという感じ。

特に活動拠点は「即売会」ですので物理的に音楽を買えなくてはアピールになりません。ですので同人界隈では未だリリース=CDという文化が根強く残っています。

一方で、僕は春に先行シングルとして「流転のネオリジン」という新曲を発表しましたがこれは実験的にダウンロードカード(以下:DLカード)にしました。

このDLカード、特徴としては

  • かさばらない
  • CDからパソコンへ取り込む手間がない
  • スマホで聴ける
  • カードとしてのコレクション性がある

…など論理的利点も多いのですが、

  • いまいちボリューム感に欠ける
  • 取り込む手間がない分味気ない
  • ダウンロードに期限がある(3年程度)

など感情面で冷ややかなのが玉に瑕。

 

 

IMG_6600.jpg

CD(右)とダウンロードカードSONOCA(左)との比較。その厚みの差は1/10以下です。

アンケートを取ってみた


実際界隈の人はどのように思っているのでしょうか。

現在所属するもう一つのサークル「モザイク楽団」のTwitterアカウントにて、同人音楽の頒布を行うならCDかDLカードかアンケートで聞いてみました。

個人的にはこれからの時代ダウンロードカード一択だと思うんですがパッケージのボリューム感とかもあってまだCDの方が人気なんでしょうか。

同人音楽の頒布は、

79%CD(プレス、CD-R)

21%ダウンロードカード(SONOCAなど)

結果は3倍の差をつけてCDの圧勝!

物理的に買えるという点で同じ位置に立つDLカードですら未だCDに勝てないという現状でした。これを受けて音源DL派なのに再び揺れ動くセルフプロデューサーです笑

今後のCDはどうなるのか


買う側は好きで買うので構わないのですが、売る側からすると数百枚というCDの在庫を少しでも軽減したいと思うのが常、そこでDLカードが選ばれます。

リスナー都合ならCDの圧勝かもしれませんがクリエイター都合ならDLカードと五分五分になると個人的には予想しているところです。

それでもCDを開封するときのあのワクワク感まで否定するつもりは毛頭なく、むしろわかりみが深いと言うくらい共感できるのであくまで心の部分に寄り添える作品はCDとしてこれからもう少しだけ活躍してくれることでしょう。

一周回ってLP盤レトロな音質が人気なように、CDにもそんな時代が来るのかもしれません。

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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