新動画公開!憧れのフロイドサウンドが出せるマルチエフェクター「DARK SIDE」
by 関口竜太 · 2019-08-04
おはようございます、ギタリストの関口です。
昨晩、新作動画を公開しました!
【プログレの竜儀】フロイドサウンドがこれ一台!Keeley『DARK SIDE』をご紹介!【David Guilmour】
David Guilmourモデルのエフェクター
ご紹介するのはBOSSのモディファイとしても有名なKeeleyから出ている、Pink FloydのDavid Guilmourモデルとなるコンパクト型マルチエフェクター「DARK SIDE」です!
サイズとしてはSuhrのEclipseやVemuramのRage Eのような近年人気の2chタイプのコンパクトエフェクターですがチャンネル毎で役割が違うのがDARK SIDEの大きな特徴です。
ファズとモジュレーション一体型
右半分はファズ、左半分は4種類のモジュレーションとテープエコーを内蔵したそれは一コンパクトエフェクターとは思えないほど多彩でマルチな音色を作ることが可能です。
ファズはシンプルにゲインとトーンのコントロールに加え3種類のミッドを切り替えるトグルスイッチでお好みのスタイルに。
モジュレーションはフェイザー/ユニヴァイブ、フランジャー/ロータリースピーカーの4種でシームレスなブレンド仕様によりかなり幅広い音作りを実現しています。
そしてディレイはテープヘッドの組み合わせ12パターンから選べる面白い仕様。もちろん「FDBK」「TIME」ノブにて曲に合わせたカスタマイズが可能です!
さらに背面の「ORDER」スイッチにて内部のエフェクターの繋ぐ順番を入れ替えられるという、サイケデリック・ロック出身のPink Floydならではの発想と再現力です。
トゥルーバイパスため使用しない際の音の減衰を抑えているのも今や当たり前なポイントですね!
ファンアイテム的遊べる一台
個人的にここ何週間か向き合ってみて、本品は実によく作られたファンアイテムだと思います!
シグネチュアエフェクターといえば、古くはVan Halenのフェイザー、Zakk Wyldeのオーバードライブ、Steve VaiやJohn Petrucciのワウなどさまざまですが「本人のサウンドを再現した」という面からしても「DARK SIDE」のコンセプトは異質です。
それは言うなれば「The Dark Side Of The Moon」のカヴァーライブをやるような時に真価を発揮する一台で、多機能に対して決して優秀な汎用性を誇るものではありません。
ですがずっと謎だったギルモアサウンドが少しだけ解き明かされた感じがして、しかもそれをお手軽に得られるとなれば。自分がプレイヤーなら一度鳴らしてみたいと思うのが正常な思考じゃないですか?
そしてファンアイテムとは言ってもKeeleyが作ったモデリングエフェクターです。特にモジュレーションチャンネルの具合はなかなか良くてフェイザーなんか曲に欲しい時これを使うかもしれません。
最後に
昔ハロルド作一さんの「BECK」っていう漫画があってですね。
友達とバンドを始めてエフェクターを買いに来たギター初心者の中学生に店長さんが「予算5000円でピンク・フロイドの音が出せるわけないでしょ」って一蹴するシーンが印象深くのこっています。
5000円は無理だけど3,4万あれば出せるくらいに時代は追いつきました。
動画がよければ是非評価👍とチャンネル登録をお願いします!本編とは関係ないけどIkepy担当のタイトルコール「師範代バージョン」も本動画のアピールポイントです笑
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タグ: Pink Floyd
関口竜太
東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。
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