Opeth「Damnation」: スウェーデンのプログレデスバンド、哀愁特化の一枚。12月に来日公演決定!

おはようございます、ギタリストの関口です。

気がつけば梅雨も終盤。今年は日照時間が非常に短く冷夏になるとも言われていますが米穀商の身としては、せめて農家さんに影響のない天気になってほしいです。

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さて、スウェーデンのプログレデスメタルバンド、Opethのニューアルバムと共にワールドツアー、そして来日公演が決まりました!

Opethのライブは今まで見たことがなかったのですが意を決して先行予約してみてただいま高揚感に満たされております。

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当日行ければもちろんライブレポも書きたい所存です。

ニューアルバムを聴き込んでいけば予習の半分は済みそうですが、Dream Theaterと違って曲とタイトルがなかなか結びつかないので、今から過去のライブでよくやる曲のチェックとかブラインドテストみたいなものもやろうか検討中笑

今日はそんな自戒の意も込めてこのアルバムをご紹介!

 

 

Damnation / Opeth


Damnation

Opeth(オーペス)は、スウェーデンのプログレッシヴ・メタルバンド。1995年にアルバム「Orchid」でデビュー、プログレッシブ・メタルとデス・メタルを融合したことで人気を博し、今秋にはニューアルバム、そして来日公演も決定

アルバム参加メンバー


  • Mikael Åkerfeldt(ミカエル・オーカーフェルト) – Vo,Gt
  • Peter Lindgren(ペーター・リンドグレン) – Gt
  • Martín Méndez(マーティン・メンデス) – Ba
  • Martin Lopez(マーティン・ロペス) – Dr

祖母に捧げるアルバム


まず本作のプロデューサーはお馴染みSteven Wilson。彼が関わってからOpethはサウンドや曲にメリハリが出て劇的に良くなったと評価されます。

そして、本作がリリースされたのは2003年ですが、並行して製作された前作「Deliverance」からわずか5ヶ月というスパンでリリースされました。

この2枚のアルバム収録中、ギターボーカルであるMikael Åkerfeldtの祖母が自動車事故により他界しており「Deliverance」と「Damnation」はその祖母に捧げるアルバムとして位置付けられています。

楽曲紹介


  1. Windowpane
  2. In My Time of Need
  3. Death Whispered a Lullaby
  4. Closure
  5. Hope Leaves
  6. To Rid the Disease
  7. Ending Credits
  8. Weakness

前作「Deliverance」は実にOpethらしい大作のプログレデスが並んでおり、6曲で1時間を超える長編的傾向にありました。このバンドを指してよく言われる「静と動」の「動」の部分が強調されたと言ってもいいです。

対して、本作「Damnation」は全編において「静」の部分を体現したアルバムで、代名詞であるデスメタルは一切なし。メロトロンなどの神器も取り入れ70年代に触発されたようなプログレッシブ・ロックを心ゆくまで堪能できる1枚です。

同時期に製作されたこの2作。おそらく計14曲にもなった膨大な収録時間を、静と動にテーマ分離させることで解消するところまでがコンセプトだったと思われます。

曲も#1「Windowpane」が7分を超える程度で全体的にコンパクトなバラード集といった印象。そんな#1や#7「Ending Credits」では現在は脱退してしまったPeter Lindgrenのメロウなギターソロが切なく響きます。

 

 

しかしながら陰鬱でダークな曲たちはまさにOpethそのものであり#4「Closure」はミカエルのクリーンヴォイスにどこまでも沈んでいきそうな重厚なバンドサウンド、それでいてパーカッシブでもあるといった、耳で聴こえてくる以上に密度の高い一曲。

 

 

デスメタルを一切廃止した本作は、これまでのバンドのスタイルとは違ったものの非常に高い評価を得ることとなりDream TheaterのMike Portnoy曰くの「2003年のベストアルバム」。このスタイルは、後のアルバムで言えば2011年にリリースされた「Heritage」にも近いですが「Damnation」方がよりボトムが効いて湿っぽいかなと個人的には思います。

梅雨が過ぎ去るまでもうしばらくこの続くこの湿っぽい空気感。冬のライブも楽しみですがまずは「Damnation」を聴いて晴れるのを待ちます。

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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