Caparison Horusについて。手元を離れた昔のギターに想いを馳せることありませんか?
by 関口竜太 · 2019-07-15
おはようございます、ギタリストの関口です。
やっぱり何度来ても日曜日は素晴らしい!
動画編集、作曲、したいときに休憩。おかげで今週も捗りました。
なんとなく浮かれていたのでTwitterで見つけたハッシュタグネタに応えたりもしていました。
こんな時代もありましたね。 #これを知っていたら私の古参 pic.twitter.com/aj0xj4zgPm
— 関口竜太/Ryota/せっちん (@KinpatsuKomeya) July 14, 2019
こんな時代もありましたね。 #これを知っていたら私の古参
Twitterのハッシュタグって毎度独特の言語感覚してるなと思うのですが「#これを知っていたら私の古参」ということで、昔からフォローしている人は知ってるよねっていう身内ネタと自虐も込めつつ、最近知り合った人などに少し前の自分を知ってもらうみたいな企画ですね。
もちろんタグを辿ると楽器だったり絵だったり学生時代の写真だったりと様々ですが、関係ない人からすれば「承認欲求」と揶揄されそうな事案でも、ネタとして踏まえていればオッケーだと思っています。
いつもそんなツイートばかりしてたらさすがに問題ですがたまにやる分には話の種にもなっていいじゃないでしょうか。
だって日曜日だし!
Caparison Horus
さて、それで僕が載せたこのギター。
もう人に譲ってしまい手元にはないのですが、僕が大学2年生のときに手に入れたCaparison Horusです。
Caparison(キャパリソン)は日本のギターメーカーで、独自のシェイプやカラーリング、仕様によって主にテクニカル系ギターの人に愛用されています。
有名なところだと聖飢魔IIのエース清水さん、元Arch Enemyでアモット兄弟の弟Christopher Amott、Harem ScaremのPete Lesperanceなど有名人もちらほら。
中でもFreak Kitchenなどで活躍するMattias IA EklundhはこのHorusをベースにApple Hornというシグネチュアモデルをリリースしています。
グニャグニャに曲がったTrue Temperamentシステム・フレットが強烈なインパクト。
そもそもCaparison Horusというギターはフロイドローズ搭載の27フレット仕様のギターで、ネックはボルトオン、マホガニーとメイプルの3Pボディにコントロールはボリュームのみというシンプルな一本。
フロントピックアップはシングルサイズのハムバッカーが搭載されていて、ボリュームコントロールノブがプッシュプッシュ式のスイッチになっているのでこれで切り替えます。
色は現行で数色出ている他は完全受注生産となっていて、たまに楽器屋さんが人気のカラーを受注するそうですがすぐに売り切れるという人気ぶり。
僕が所有していた、このSnow Cloudカラーもそんな受注モデルで、雑誌で一目惚れし探していたら本当に楽器屋さんに一本飾ってあって即決してしまった代物です。さすがにもう生産はしていませんが稀にデジマートやヤフオクで見かけますね。
大理石みたいなカラーは一本一本手作業なのでギターによって表情は違うとか。
キャパリソン特有の時計をモチーフにしたポジションマークもおしゃれです。
![]() |
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なぜ手離してしまったのか
これだけ溺愛していたこのギターをなぜ手放してしまったのかですが、結論から言えば好みではなくなってしまったからですね。
本当に美しいこのルックスでしたが、思った以上に本体が軽いんですよ。木材もあるだろうしコントロールも少ないので。だからメタルギターでありながら重厚な芯のあるサウンドを出そうと思ったら結構苦労しました。
もちろん軽いボディ故に鳴りは確保されていてその点はいいのですが用途と若干ミスマッチだったかなという点。
ピックアップも換えたしそれに併せてエフェクターも選んだりしたのですが、当時他に使っていたギターがトラディショナルなものばかりで扱いが全然違う笑
ギターとしては素晴らしい一本だし需要もかなりあると思いますが、当時PRSを手にしてブルースとかスタンダードセッションを勉強していた僕には必要なくなってしまったというわけです。
ただこのギターのおかげで初めて自分でピックアップを換えてみたり、どういう風に弾いたらギターを最も活かせるのかなどプレイヤーとして必要なこともたくさん学びました。
もしこのブログを見て「僕が今持ってます!」なんて番組みたいなことになったら面白いですよね。
というわけでそんな昔話でした!流れでマティアスのアルバムについて書こうかと思っていましたが長くなってしまったのでまた別の機会に!
うーん、かっこいい。
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関口竜太
東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。
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