Gentle Giant: 一度見たら忘れない!インパクトたっぷりなジャケットのおじさんは何者?

おはようございます、ギタリストの関口です。

ふとこのブログで書いたプログレのカテゴリー数を見たらもう160を超えていました

もちろんその全てでアルバムやら楽曲やらを紹介しているわけではないですが、結構積み上がってきた感じがします。

クラシックなもの、迷走〜衰退期のもの、モダンやニューエイジなもの…とまだまだ挙げきれないくらいありますので日々充実させていくように努めます。

さてそんなわけで今日も積み上げていきます!

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Gentle Giant / Gentle Giant


Gentle Giant

Gentle Giantはイギリスのプログレッシブ・ロックバンド。1970年代に活躍し5大プログレバンドに続くプログレバンドの一角として多方面に影響を与えました。

1970年にバンド名を冠した1stアルバム「Gentle Giant」が本日紹介する一枚。

アルバム参加メンバー


  • Gary Green – Lead Guitar, 12strings Guitar, Chorus
  • Kerry Minnear – Organ, Minimoog, Mellotron, Honky-tonk piano, Tympani, xylophone Vibraphone, Cello, Bass, Vocal
  • Derek Shulman – Vocal, Bass
  • Philip Shulman – Trumpet, Saxophone, Descant, Recorder, Vocal
  • Ray Shulman – Bass, Guitar, Violin, Triangle, Chorus
  • Martin Smith – Drums

その他参加ミュージシャン

  • Paul Cosh – Horn
  • Claire Deniz – Cello

見ての通り、メンバーのほとんどがマルチミュージシャンと言わんばかりのユーティリティプレイヤーで、技巧派であるバンドの印象を裏付けることになります。

音楽性


プログレッシブ・ロックそのものはイギリス発祥のものですが、その英国プログレの黎明期でも一際技巧派として名を馳せたのがGentle Giantでした。

もっとも、セールス的に注目されだしたのは1972年の4thアルバム「Octopus」以降ですが、デビュー作である本作から、ジャズロックやトラッド(伝統的)な古楽を多数取り入れるなどして他とは違う色味を醸していました

五大プログレバンドとは完全に同期となりますが、変拍子、ポリリズム、クロスオーバーした音楽性などして、さらに一歩進んだマニアックなアンサンブルから総じてオタク質の高いバンドです。

楽曲


アルバムは全7曲。最長で9分の楽曲を抱える以外は比較的ライトなものが多いです。先ほどオタク向けのマニアックなプログレと表現しましたが、黎明期のプログレとは思えない軽いタッチの楽曲が揃っており、初心者も取っつきやすいなという印象。

  1. Giant
    チャーチオルガンから静かに入るイントロ、浮遊感のある独特なテーマのリフとポップな歌メロで聴かせる曲でジャズ感が強いとされる所以です。
  2. Funny Ways
    アコギとチェロのイントロが印象的。70年代プログレというとこの雰囲気を思い浮かべる人も多いかなという一曲。
  3. Alucard
    スクエアなペンタのリフによるアンサンブルが特徴のミステリアスな曲。ジャジーな中でのブリブリしたシンセも当時最先端のアプローチ。テープを逆再生させたようなコーラスワークとそれに伴う緩急ある楽曲構成はさすが。
  4. Isn’t it Quiet and Cold?
    イントロのよって印象のつけ方が違うのが本作の特徴で、#4となるこの曲はチェロの出番。後半の四声ハーモニーと木琴のコロコロした風味が独特で、どことなく中世の趣を感じます。
  5. Nothing at All
    煌びやかなギターのアルペジオとコーラスはYesにも近いです。しかし決してふわっとしないのは後ろで支えているベースのグルーヴの存在が大きいですね。リフは後期ビートルズも思わせる英国紳士的プログレの代表曲。
  6. Why Not?
    ストレートなスタンダードとアメリカン・ロックの雰囲気もあるご機嫌な一曲。裏で鳴ってるオルガンを聴くとタダでは転ばない意気込みを感じます。4:10〜のシャッフルブルースによるソロが個人的にお気に入り。
  7. The Queen
    イギリス国家のアレンジ。

衝撃的なジャケット


そして何と言っても目を引くのはこのジャケット。King Crimsonの1stアルバムも衝撃的ではありますがこのバンドのデビューも印象に残るには十分なインパクトです。

このおじさんの正体は実は巨人(Giant)。ジャケットは見開き仕様になっており、開けば全貌が見えるという仕組み。

この巨人はバンドの音楽に「雷雨を除けば、これほど上品な音楽を聴いたことはない」と感銘を受け、メンバー6人との記念撮影を申し出ますが、音楽プロデューサーでGentle Giantを手がけたTony Viscontiはこれをうまく撮影できず、アートワークを手がけたGeorge Underwoodという画家に頼み、高い木の上から15分かけてラフ・スケッチを描いてもらったという設定だそう。

なおトニーは過去にDavid Bowieなども手がけており、本作ではライナーノーツにおいても貢献。アートワークを描いたアンダーウッドも、ボウイほかT.RexやThe Fixx、Procol Harumなどでもそのセンスを振るっています。

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結構普通の服装をしてる巨人

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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