Tim Bowness「Flowers at the Scene」: その多才性で本場イギリスに愛されたポストロック・シンガーの最新アルバム!Steven WilsonやJim Matheosも参加!
おはようございます、ギタリストの関口です!
ついに関東も梅雨入りですね!
このブログが2年目なので去年はどんなこと書いてたのかななんて見直したりすると、たった1年で文章の調子や書き方などかなり変わっていて自分でもびっくりします。
本日はあまりメインな分野ではありませんがプログレの裾野を広げる存在としてこちらのアルバムをご紹介します。
Flowers at the Scene / Tim Bowness
Tim Bownessはイギリスのシンガーソングライター。
独特なエレクトリック・ポストロックという音楽性
ティムの音楽キャリアを遡ると実に32年前、Porcupine Treeのボーカル兼ギタリストであり音楽プロデューサーとしての才覚も持ち合わせるSteven Wilsonとプログレッシブ・ロックユニットであるNo-Manを結成したことから始まります。
No-Man自体はスティーブンのアートの側面を推し出したプロジェクトで、エレクトロニックでありどこかジャズであり捉えどころのないアンビエントな空気を持って「あえて一言で表すならプログレしかない」と言えるほど前衛的な音楽を展開していました。
そんなスティーブンの卓越した音楽センスと共にしてきたティムですが、ティム自身もポストロック、サイケ、プログレなどを融合したバンドを数多く結成した来歴を持ちます。
そもそもは1980年代半ば、アート音楽家Michael Bearparkと共に活動していたティムはAfter The Strangerと Plentyと言ったそれらのバンドが90年代に入るとSamuel Smilesとして昇華。2000年ごろまで断続的に活動します。
2000年からはHenry Fool、2006年にはMemories Of Machinesなどいずれもエレクトロニックなアートロック、ドリーム・ポップバンドを結成。一時はドイツのcentrozoonに加わったり旧友Michael Bearparkと再びDarkroomとしてバンドを結成したりと意外にマルチでアクティブ。