Coheed and Cambria「The Unheavenly Creatures」: 壮大なストーリーとバンドをリンクしたUSのエモ&プログレ2018年作!(試聴あり)。
おはようございます、ギタリストの関口です。
そろそろ梅雨の時期ですか。昨日扇風機を出したのにパーツが足りなくて組み立てができません笑 今日はそれを探すのに一汗掻きたいと思います!
そんな季節も吹き飛ばすプログレをご紹介!
The Unheavenly Creatures / Coheed and Combria
The Unheavenly Creatures [Explicit]
Coheed and Cambria(コヒード・アンド・カンブリア)は、アメリカのオルタナティブ・プログレッシブ・ロックバンド。
現メンバー
- Claudio Sanchez – Vocal, Guitar, Piano, Keyboards, Programming
- Travis Stever – Guitar, Lap Steel Guitar, Mandolin, Vocal
- Josh Eppard – Drums, Chorus, Keyboards, Programming
- Zach Cooper – Bass, Chorus, Cello
漫画とリンクさせたバンドコンセプト
Coheed and CambriaのアルバムのほとんどはボーカルでありバンドのブレインClaudio Sanchez(クラウディオ・サンチェス)が描いた「The Amory Wars」というファンタジー・サイエンスフィクション漫画のストーリーが基となったコンセプトアルバムです。この漫画は単に同人的な言われではなくキチンと出版社を通じたもので、現在までで3巻出版されています。
要するに、漫画家でもあるボーカルが構築した長編ストーリーを音楽サイドから再現したのがCoheed and Cambria、ということになります。
アルバムのリリースと漫画の時系列は必ずしも一致しておらず、2012年にリリースされた6th, 7thアルバム「The Afterman: Descension」「The Afterman: Ascension」の2枚が実質ストーリーの始まりを告げる内容となっています。
ポップなメロにエモとプログレの融合
第一声にプログレッシブ・ロックとは書きましたが非常にモダンで、サウンドキャラクターとしてはほとんどメタルが基盤と言ってもいいでしょう。
シンプルなハードロックサウンドと随所に使われるデジタルサンプリング、そしてポップなメロディラインの楽曲が鼓膜に気持ちよく響く、実にアメリカの様式美。エモーショナルな楽曲アプローチにも余念がなくフォロワーによる絶大な人気にも納得です。
個人的にはHarem ScaremやBlessed By A Broken Heartを彷彿とさせ、十数年前にメタルに感化されたときはこういう音楽をよく聴き漁ったなという一種の懐かしさすら感じます。
一方で、「ストーリー的コンセプトアルバム」という一点を除いてはプログレッシブなアプローチはあまりなく、歌詞がわからなければ前後の繋がりもいまいち見えにくいところからDream TheaterやNeal Morseのような内容を求めると肩透かしを食う羽目になります。
しかし逆に言えば「ストーリー式のプログレだからいつも最初から聴き直さないと旨みが減る」と肩に力を入れる必要がなく、上質で膨大なハードロック・ライブラリーにどっぷり浸かるような気分でいるのがこのバンドを楽しむ最大の醍醐味かもしれません。
2018年最新ストーリー
本作は2018年リリースの現状最新アルバムとなりますが、ストーリーの時系列としても最新のお話になります。なお時系列順にプレイリストを組むと実に100曲8時間というボリュームとなり彼らのこのストーリーに対する本気度が伝わってきます。
オススメは野外やスタジアムも想定できそうなリードトラック#2「The Dark Sentencer」、ヘヴィなリフとサンチェスの緩急あるボーカルが魅力的な#4「Toys」、そしてミュートアルペジオから始まるHarem Scarem的メロハード#8「Love Protocol」。
MVが製作された#9「The Pavilion (A Long Way Back)」もシンプルなアンサンブルながら構築がうまいし雄大なコーラスも気持ちいいです!
いずれも楽曲の表情は似通っていますがこの手のバンドの強みはそこにあり万人を受け入れる度量の大きさだと思います。これからジメッとした季節がやってきますが気分をカラッとさせたかったら迷わずこれ!
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