ジョジョから学ぶプログレ Part.2

おはようございます、ギタリストの関口です。

さて、今日は以前ご紹介した「ジョジョから学ぶプログレ」第二弾です!あれから大変ご好評いただきまして、僕自身紹介仕切れなかった部分もありますので今回は少し範囲を広げてご紹介したいと思います!

Part.1は全部わかる?ジョジョから学ぶプログレから!

ジョジョとは?


「ジョジョの奇妙な冒険」は1987年に週刊少年ジャンプで連載された漫画です。現在は月刊ウルトラジャンプにて第八部「ジョジョリオン」が連載中。

19世紀末、イギリスの名門ジョースター家の跡取りジョナサン・ジョースターと養子として入ってきながら一族の財産を乗っ取ろうと企むディオ・ブランドーとの戦いが皮切りとなり以降子や孫、世代や舞台を超えて血による因縁が続く超大河物語となります。サスペンス・ホラー要素のある冒険譚に少年漫画王道の能力バトルが絡んできます。テーマは人間賛歌

各舞台や時代、主人公が変わるたび「部」をまたぐという演出はプログレ好きな荒木先生の嗜好がよく現れていて、時代や世界を超えても人間関係や因縁などが奇妙に繋がり、魅力的な登場人物の思考や信念、覚悟といった言動が読者を常に惹きつけます。

それでは今回もご紹介していきます!

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ブラフォード

第一部で吸血鬼ディオの手によってタルカスと共に蘇った伝説の黒騎士。生き物のように動く髪の毛を操りジョナサンを苦しめ、「意外!それは髪の毛ッ!」という他では見られない名言が誕生します。元ネタは五大プログレバンドのうちYes, King Crimson, Genesis(ツアーメンバー)に在籍経験のあるレジェンドドラマーBill Bruford。かつて呼ばれていた「ブラッフォード」という発音から取られていますが現在では「ブルーフォード」と呼ばれることが一般的。

メタリカ

第五部、暗殺チームのリーダーリゾット・ネエロのスタンドとして登場するメタリカはご存知、世界的モンスターセールスを誇るスラッシュメタルバンドMetallicaより。アルバム「Master Of Puppets」はザクザクした刻みの激しさとドラマティックでメロウな楽曲展開が魅力の一つです。スタンド能力は磁力を操り血液中の鉄分を刃物に変え体内から吐き出させるまさに暗殺向きの能力。

ボヘミアン・ラプソディ

第六部でDIOの息子として登場する敵スタンド使いウンガロのスタンド能力。創作キャラクターに生命を与え現実世界に飛び出させますがそれを見てしまうとキャラクターと同じ運命を歩むことになり、スタンドによるその影響は全世界に及びました。元ネタはもちろんQueenの大ヒット曲「Bohemian Rhapsody」。オペラ的アプローチはロックバンドとして異例でプログレとしての素質十分。映画の大ヒットも記憶に新しいです。個人的に第六部でも好きなエピソード。

ちなみにQueenが元ネタのスタンドは他に第四部に登場する殺人鬼吉良吉影の能力で「キラークイーン」=「Killer Queen」、「シアー・ハート・アタック」=「Sheer Heart Attack」、「バイツァ・ダスト」=「Another One Bites The Dust」としてそれぞれ爆弾に関する能力を有しています。

ハイウェイ・スター

第四部に登場する墳上裕也のスタンド、ハイウェイ・スター。記憶した匂いを辿って時速60kmで追跡、養分を吸い取る遠距離型スタンドです。この戦いで漫画史に残る名言「だが断る」が生まれます。元ネタはイギリスのハードロックバンドDeep Purpleの名曲「Highway Star」。特徴的なハモンドオルガンによるソロなどプログレからの影響が垣間見得えます。当時のギタリストはRitchie Blackmoreですが現在はSteve Morseが後任で在籍。

ブラックモア

そんなRitchie Blackmoreをモデルとして第七部で登場する敵がブラックモア。大統領の護衛として洞察力に優れ雨を固定しその上を歩くことができるスタンド「キャッチ・ザ・レインボー」で敵を追跡します。スタンド名の元ネタはリッチーがDeep Purpleを脱退し結成したHR/HMバンドRainbow

マイク・O / チューブラ ー・ベルズ

同じく第七部からの刺客マイク・Oとそのスタンド「チューブラー・ベルズ」。語尾に「〜の世界」とつける口癖が特徴。スタンド能力によって釘などの金属をまるでバルーンアートのように膨らませた「バブル犬」で敵を追跡します。元ネタはイギリスのプログレッシブ・ミュージシャンMike Oldfieldとその代表作「Tubular Bells」。「パート1」の冒頭が映画「エクソシスト」のテーマ曲に使われたため知ってる人も非常に多い世界。

田最環 / ビタミンC

第八部に登場する敵スタンド使いであり岩人間、田最環(通称:ダモカン)とそのスタンドビタミンC。東方家の長女鳩の恋人として東方家に接触、指紋に触れると体がトロトロに柔らかくなる能力で一人ずつ始末していきます。

ドイツには古くからクラウト・ロックという実験音楽が存在し言わばジャーマン・プログレなのですが、西ドイツのクラウト・ロックバンドCAN(カン)および、そこに在籍していた日本人ボーカル、ダモ鈴木さん(写真左)と楽曲「Vitamin C」が元ネタ。

ダモさんは現在、日本の某精密機器メーカーのドイツ支社に勤務する会社員らしく、CAN時代からのバンド仲間と組む完全即興バンド「ダモ鈴木バンド」としても活動中。ちなみライブにおける完全即興が売りのため音源は一切出ていません。

余談:東方大弥

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第八部、盲目で胸が大きい東方家の三女東方大弥(ダイヤ)。元ネタにプログレ要素はありませんが、初登場時、いきなりYes「Heart Of The Sunrise(燃える朝焼け)」のメロトロンについてどう思うか初対面の定助に聞いてくるほどプログレ好き。「霧のように降りてくる」という表現が秀逸すぎます。

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また「地雷」という言葉を形容するのに「一度壊れて解散したプログレバンドのように二度と昔のようには戻れない」とも語っています。

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未読の方にはわかりにくい話ですが…「ジョジョ」では第六部で世界が一巡し第七部以降はパラレルワールドとしての世界が描かれているのでこの第八部、すなわち一巡した次の世界でもYesは「Fragile」をリリースするんだなと個人的には感慨深いです。

というわけでジョジョとプログレの絡み、向き不向き集めてみましたがいかがでしたでしょうか。プログレで「続編」というのは大体Part.2で終わるものなのですが見落としがないとも言えないのでその時はPart.3も期待しててください。ではでは。

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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1件の返信

  1. dalichoko より:

    素晴らしい記事ですね。
    興奮しました!
    (=^ェ^=)

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