Haken「Restoration」: 3曲入り36分の大作EPはイギリス紳士なプログレメタルだった!(視聴あり)

おはようございます、ギタリストの関口です。

Cubase30周年を記念して最新のCubase Pro10が半額!というキャンペーンを数量限定で行ったみたいですがすぐに売り切れてしまったようで。今使っている8.5にさほど不満もないのですが買えなかったという事実だけ見るとちょっと悔しいですね。

でもこれを機にDTMを始めようかなという人が増えたらきっともっと楽しい、そう思います!

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Restoration / Haken


RESTORATION – EP

Haken(ヘイケン)は、イギリスのプログレッシブ・メタルバンド。

メンバー


  • Ross Jennings – Vocal
  • Richard Henshall – Guitar, Keyboard
  • Raymond Hearne – Drums, Tuba
  • Charles Griffiths – Guitar
  • Diego Tejeida – Keyboard
  • Conner Green – Bass

リードボーカルのRoss以外もコーラスに参加しているのでそこは割愛。

楽曲紹介


2016年リリースのアルバム「Affinity」は個人的にオススメの一枚でもありますが、2014年リリースの本作もポイントが高いです。こちらは3曲入りの EPとなりますが36分半に及ぶ内容でちょっとミニアルバムに匹敵するボリューム。

  1. Darkest Light
    デジタルシンセと重厚なメタルリフが特徴のモダンプログレメタル。近年のHakenを象徴するようなDjentyなサウンドになっています。ドラムの音も「The Mountain(2013)」のころと比べてもタイトになっていてこれはバンドの進化です。
  2. Earthlings
    Pink Floyd的なギター&シンセから静かにボーカルが乗る8分弱のスローバラード。メタルバンドとしてただ突っ走るだけが脳じゃないと言わんばかりのアーティスティックな仕上がりでコーラスワークは中期Angraを思わせます。
  3. Crystallised
    本EPのラストを飾る19分半の大作。70年代、本国を飾った英国プログレの精神を深く受け継いだ現代プログレの名曲です。彼らは誇り高きイギリス出身ではありますが、フレーズの随所やアレンジの手法にはMoon SafariやKarmakanicのような北欧の雰囲気も感じ取れます。アコースティックなサウンドはBig Big Trainなど同郷の士も思わせ「Darkest Light」との対比にもなっていますね。

EPとしての扱いですがその後リリースされる「Affinity」へはどの曲も収録されておらず、単にミニアルバムとして分けて聴ける作品への尊重性が好印象です!

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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