突如として訪れる偏頭痛。その症状と対策を体験談から話す。
こんにちは、ギタリストの関口です。
このブログを始めてもうすぐ一年です。秋頃には更新がまばらだったりもしたのですがお陰様でここ数ヶ月はほぼ毎日更新が続いております。
今朝も6時に起きて朝食の準備。そして食べ始めた辺りで視界に違和感を覚えました。
「閃輝暗点だ！」
僕はかねてより偏頭痛持ちで、多い時は年間4、5回の偏頭痛に見舞われていました。近年は比較的落ち着きましたがそれでも年1、2回はなってしまいます。
ここで偏頭痛についての基礎知識です。
突如としてくる偏頭痛とは
偏頭痛はその名の通り、頭の一部分を中心にした頭痛です。「片頭痛」とも書きます。
症状は軽いものから吐き気や嘔吐を伴うような重たいものまで様々ですが、ズキズキと脈を打つ痛みが発症から半日〜一日かけて長期的に起こり、ゆっくり治ってくるのが特徴です。
主に低血圧な女性に多いとされています。思春期では男女共に発症の比率は変わりませんが成人となると75％が女性と言われています。
頭痛の前兆として先述した「閃輝暗点」という症状が出ます。
前兆である閃輝暗点
閃輝暗点は、視界の一部が欠ける現象です。←クリックでWikiへ
真っ暗に欠けるというよりは、強い光を見た後の残像のようにキラキラとしていたり飛蚊症のように空中を漂っていたり、眼に映る風景が歪んでいたりという印象を受けます。
初めは視界の端にほんの少し現れるだけですが30分ほどかけてほぼ視界の半分まで侵食してきます。瞬きをせず同じ一点をじっと見つめていると徐々にノイズが増え周りが見えなくなりますよね、あの感じに近いです。
閃輝暗点自体は症状が出てから30〜40分ほどで治ってきますがそこから程なくして頭がズキズキと痛み始めます。
市販の頭痛薬は効かない、対処法は？
偏頭痛の症状は通常の風邪や二日酔いによる頭痛とは違い、市販の解熱鎮痛剤、頭痛薬はほぼ効きません。
偏頭痛専用の頭痛薬はお医者さんを受診するといただけますが保険適用でも高額になります。そして頭痛が出る前、前兆の段階で飲まないと効果は得られません。
個人的には閃輝暗点の時点から横になり、痛みが出たら痛む箇所をアイスノンや保冷剤で冷やしてやると症状の回復が早いです。これに気づいたのもここ2年くらいです。
原因は不明だが体調や精神と密接
根本的な原因は未だよくわかっていませんが、気圧の急激な変化で収縮していた血管が膨張したとき起こると言われています。
同じ理由で緊張状態から解放されると筋肉が緩み血管が膨張するので、僕はこの二つのシチュエーションどちらにも心当たりがありました。
検査してみた
数年前、あまりにも頻繁に起こるので脳のスキャンができるクリニックを受診しました。
やってきたのは荒川区町屋にあるさいとうクリニック
その時脳のレントゲンを撮ったもの。説明はもう覚えてませんが…念のため撮ったというだけで異常はなかったです。
偏頭痛専用薬イミグラン錠
処方されたのは偏頭痛発作用の薬「イミグラン錠50」。保険も適用になりますがたった二錠で1000円弱というお値段です。家ではすぐに飲めるようわかりやすいところに置いておく他、旅行などの際も一錠くらい持っていくのがいいでしょう。
先ほど言った通り、閃輝暗点で視界が悪くなった時に飲めば痛みを和らげることができます。
こんな冊子も。ちゃ〜んと取ってある笑
大事なのは知ること、理解を得ること
多くの人の、ほとんどの日常で偏頭痛は起こりません。ですが起こる可能性はあるというを知っておくことは重要です。
そして閃輝暗点や偏頭痛が起こったときは少なくとも数時間はまともに動けません。「偏頭痛だ」と伝えたときに、それを理解してくれる人がいる環境が理想的です。
正しく理解して、無理のない判断をしましょう。
