アルゼンチンのプログレnexusがかっこいいのにタイトルがスペイン語なので読めない(視聴あり)
おはようございます、ギタリストの関口です。
朝鼻をかんだら鼻の奥に異物感が残る感じとなりちょっと頭痛気味です。花粉の症状はそこまで酷くありませんが、ならこの無意味な頭痛も治ってほしい…
世界から「ヴ」が消える?
なかなか興味を惹かれるニュースがやってきました。
世界から「ヴ」という言葉が消えるらしいとのこと。
僕は最初「ヴ」が使われなくなるのかな、となると今使ってるプログレッシヴの「ヴ」とかどうなるんだろうと思いました。でも事情はこうでした。
それはカリブ海に位置する「セントクリストファー・ネーヴィス」という国が「セントクリストファー・ネービス」に、アフリカの島国「カーボ・ヴェルデ」が「カーボ・ベルデ」に国名を変えるというもの。
この二つが変わることで世界からカタカナ表記で「ヴ」と発音する国がなくなり「世界から「ヴ」が消える」という事態になったそうです。
もちろん、この「国名のカタカナ読み」というのは日本特有のものですが、親しみやすさ馴染みやすさを考慮して変えることがあるそうで、過去には「アルゼンティン→アルゼンチン」、「ヴィエトナム→ベトナム」など今や当たり前に呼んでいる国でもかつては違ったそうです。
バンドでも「アーク・エネミー→アーチ・エネミー」、「クイーンズ・ライチ→クイーンズ・ライク」など読みが時代によって変わることもありますがこちらは「ネイティブな発音に準じて」というのが主な理由です。
というわけで今日はそんな話から少し斜め上にこのバンドをご紹介。
Aire / nexus
nexusは、アルゼンチンのプログレッシブ・ロックバンド。「チン」も「ブ」も親しみやすさということなんですね笑
70年代に結成されたこのバンドのデビューは遅く97年にアルバム「Detrás Del Umbral」でデビューします。当時は女性ボーカルMariela Gonzalezを迎え壮大なシンフォニック・ロックを築く形でした。
2012年にリリースされたこちらのアルバムのメンバーは以下の通り。
- Lalo Huber – Keyboard, Vocal
- Luis Nakamura – Drums
- Carlos Lucena – Guitar, Chorus
- Maehy Madeo – Bass
音楽性
デビューから変わらない王道のシンフォニック・プログレ・ロックです。Emerson, Lake & Palmerからの影響が強く伺え、非常にスリリングでエキゾチックなキーボードが前に出てくるという特徴があります。
ヘヴィメタルまでいかずとも重厚なサウンドで、エモーショナルに食い込んでくるメロディは南米ならでは。ブラジルも近いためか情熱的でパーカッシブなアプローチも音楽を形成するファクターとして一役買っています。
タイトルはスペイン語!
南米らしい情熱的な音楽とEL&P直系の壮大なシンフォロックが融合しものすごくかっこいいnexusなのですがバンド名と裏腹に楽曲のタイトルがスペイン語(おそらく歌詞も)なのでイマイチ歌の内容まで伝わってこないのが欠点。
一応、収録曲の直訳はこんな感じです。
Aire(日:空気、英:Air)
- Espejismo(日:蜃気楼、英:Mirage)
- La Explicación(日:説明、英:The Explanation)
- El Mesías(日:メシア、英:The Messiah)
- Jardín de los Olvidos(日:忘却の庭、英:Garden of Forgotten)
- La Corte Final(日:最後の審判、英:The Final Court)
- Rey de Piedra(日:石の王、英:King of Stone)
- El Fuego de la Ciudad(日:街の火、英:The Fire of The City)
- Alma de Sombra(日:魂魄(こんぱく)、英:Shadow Soul)
- Tiempo de Cambiar(日:時の変化、英:Time to Change)
- Alta en el Cielo(日:天国での高み、英:High in Heaven)
意外と厨二臭くてかっこいい…笑