Native Construct活動休止!ギタリストPoh HockによるDjentギターインスト作品。
おはようございます、ギタリストの関口です。
今朝はちょっと残念なニュースが入ってきました。以前、このブログでも取り上げたUSのプログレメタルバンドNative Constructですが無期限の活動休止に入るそうです。
オペラ的プログレNative Construct。1stアルバムから完成されすぎている!
Between the Buried and Meの後継とも評価されたバークリー音楽院出身のバンドで、メタルとプログレ両面において新時代の幕開けを感じさせていました。
1stアルバムはMetal Bladeからリリースされ話題も呼びましたが財政的に成り立たないというのが活動休止の理由。現代のプログレ環境を取り巻く問題の一つにぶつかってしまったのはもったいないという言葉に尽きます。
21世紀のスタンダードプログレメタル、USのBTBAMを聴かなきゃもったいない!
そんな中、ギタリストであるPoh HockがソロEPを発表しました。
ĀTMA / Poh Hock
アメリカのプログレッシヴ・メタルバンドNative ConstrusctのギタリストPoh HockのソロEP。NCでも見られたDjent的モダンサウンドと変則的リズムを押し出したギターインスト作品となっています。
内容としてはとにかくメタル寄りな作品で、近代のスタンダードとなったこのスタイルに敢えてプログレというカテゴライズを加えるのも厚かましい気もします。ですが時に民族チックだったりふわっと漂うアンビエントな雰囲気から一転、タイトなリズム&ソロプレイへ切り替わる様を見ていると、長い歴史の中で20世紀と21世紀との音楽の違いというのはその辺りではないかとも思えてきます。
曲は短いものが多数で最長でも6分という具合ですがAnimals As LeadersのようなDjentサウンドと詰め込まれた展開から飽きも来ず一気に聴き通してしまえます。そういった楽曲制作のセンスや技量はさすがだなと感嘆せざるを得ませんね。
いずれバンドも復活して欲しいと願うばかりですが他のメンバーもしなやかな実力を持った人たちなので音楽で多方面に成功も期待しています!