ロイネの職人気質が光る!スウェーデンのAgents Of Mercy。
おはようございます米屋ギタリストの関口です。
早いもので2月も後半戦。月の日数が少ないのでお店をやっていると売り上げの数字も多少シビアです笑 今年は米屋としても革新の年にしたいので急いで結果を求めず「より最新のお米屋」を目指して頑張っていきます。
The Black Forest / Agents Of Mercy
Agents Of Mercy(エージェンツ・オブ・マーシー)はスウェーデンのプログレッシヴ・ロックバンド。Kaipa、The Flower Kings、Transatlanticのギター/ボーカルでお馴染みRoine Stoltが2007年に立ち上げたソロプロジェクトです。
ボーカルに同じくスウェーデンでUNIFUAN(ユニファン)というプログレユニットで活動していたNad Sylvan、ベースには昨年ロイネと共に立ち上げたThe Sea WithinのメンバーでもあるJonas Reingoldなどが参加。
当初はプロジェクトとしての発足だったためか各地からゲストミュージシャンを招きアルバムを作っていったという経緯があります。2010年にリリースされたライブアルバムにはKarmakanicのメンバーやSpock’s BeardのドラマーNick D’Virgiliをゲストに迎えています。自身のThe Flower KingsやTransatlanticで収まり切らないロイネらしいクリエイター気質が見て伺えます。
サウンドはGenesisライクなクラシカル・シンフォニックロック。この手のプログレでは例えクラシカルといってもヘヴィなギターやタイトなドラムが付随してきたりするので今の耳を持って聴いているリスナーをも飽きさせることがありません。もちろん往年のファンにはドンピシャなアプローチが鼓膜を唸らせます。
中にはノリのよいファンキッシュな試みもなされていて、プログレとは相入れにくい要素ですがうまく消化しています。
僕が個人的に推したいのはキーボディストLalle Larsson。色鮮やかなシンセサウンドでバンドの花形を勤めます。アンサンブルの中でのアグレッシブなオルガンソロから、バラードにおけるピアノ、ベルまで多彩で、音色はJames Labrieのソロでキーボードを弾いていたMatt Guilloryを思わせました。
2011年リリースのこのアルバムを最後に更新が途絶えていますのでおそらくThe Sea Withinに以降した模様。発起人が同じでも音楽性は結構変わると思いますのでこちらも一聴の価値ありです!