「贋作」から見える世界もある。

おはようございます、ギタリストの関口です。

作曲による引きこもりも一週間が経ちました。なんとか新曲の全体像が見えたので篭った甲斐がありました。もっとも日中はお店をやっているし作業は短期集中型なのでこの調子で二月までに録音までというところにしたいです。

僕が企画しているMind Over Matterは構築的なプログレッシヴ・ロック/メタルを発表、普及を目指していくプロジェクトです。

1stアルバム「The Greatful Flow & Changing Scenery」については過去の記事を呼んで欲しいのですが、昨日は収録されている一曲目「贋作トートロジー」を歌ってくださったミヤビミカドさんとご飯に行ってきました!

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光に吸い込まれそうな僕は別として、非常に有意義でこれからのヴィジョンや見えてるものを語れるような充実した時間でした!

アルバムを作る際にTwitterで募集要項を作って出したんですけど、その中で最初に「歌ってもらおうかな」と思ったうちの一人でした。曲も他のボーカリストさんはどれを歌ってもらおうかと行ったり来たりしていたのですがミカドさんは初めから「贋作トートロジー」で確定してました。

彼女は現在、群馬を拠点に演劇や表現の場で指揮を取っていますので何かアクションがある際にはこちらでもお知らせいたします!

贋作トートロジー / Mind Over Matter

自分の曲を紹介するのはいささか気恥ずかしいのですが、アルバムの一曲目を飾ってくれた曲です。

そもそも仮タイトルは「贋作」でいくつもりでした。ただ「偽物」を歌うという曲ではなく「偽物側」から見た視点の違いとか、じゃあ果たして偽物を見ている自分は本物なのかといった切り口で攻めた作品でしたので、何度も問いかけてみてという意味合いからこのタイトルになりました。意味はともかく自然と出てきた言葉だったので語呂もよく採用することに。

6/8(12/8)拍子をベースに13/8や14/8など常に変拍子の切り替わりで構成された曲です。僕の中でプログレの歴史を更新できた意味のある一曲。テンポチェンジや転調も加えながらMr.Childrenの「シーラカンス」やNeal Morseっぽさも意識。

元は6/8のアコギ一本というシンプルなところから徐々に膨らませていったのですがイントロができた段階で個人的には“勝ち確”。興奮しすぎて友人に聴かせたら「変拍子以外の選択肢はないのか」と言われました笑

ミカドさんの落ち着いた歌声は、プログレというダウナーな雰囲気と歌詞の世界観にマッチしていて見事に歌い切ってくれました!バリエーションを持たせた作風もMOMaの特徴ではあるので今後もいろんな曲を歌っていただきたいです。

アルバムのご購入はBOOTH

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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