Opeth「Ghost Reveries」: 北欧プログレデスの代表格、2005年の名盤はデスが苦手でも聴ける!

おはようございます、ギタリストの関口です。

太りました。

年末からいつも脱衣所に鎮座してた体重計の電池が切れてまして、だんだん寒くなっていく一方で冷たい体温計に乗るのも嫌だな〜と思っていたらここ10年での記録更新というやつでして。

なのでランニングと筋トレを再開しました。

ランニングアプリを見たら8月以降記録を付けていなかったし(秋はジムに通ってた)筋トレは軽くストレッチをしただけで体が攣るくらい運動不足。3年ほど前に一度体を絞るのに成功したのですがそのあとでもっと大きい筋肉付けてもいいなと思ったあたりから踏み外してるような気がするので考えを改めます。

早速筋肉痛ですが冬でも面倒臭がらずに走ります。はい。

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Ghost Reveries / Opeth

本日はこのブログでの紹介初となるOpethです!Opeth(オーペス)は、スウェーデンのプログレッシヴ・メタルバンド。1995年にアルバム「Orchid」でデビューして以降、プログレメタル界ではDream Theaterと並んで人気の高いバンドの一角です。

メンバー


  • Mikael Åkerfeldt(ミカエル・オーカーフェルト) – Vo,Gt
  • Fredrik Åkesson(フレドリック・オーケソン) – Gt
  • Martín Méndez(マーティン・メンデス) – Ba
  • Martin Axenrot(マーティン・アクセンロット) – Dr
  • Joakim Svalberg(ヨアキム・スヴァルベリ) – Key

プログレとデスメタルの融合


Opethの特徴は何と言ってもデスメタル。プログレらしい暗くダウナーな雰囲気にボーカルであり創設者のミカエルによるデスヴォイスが世界観を増長させます。メタリックな刻みのギターだけでなくアコースティックで叙情的に歌い上げるクリーンボイスとの、静と動のコントラストが聴く人の胸を締め付けるほどに切なく響きます。

邪悪で容赦ないプログレデスメタル


本作は2005年リリースで、先のメンバー紹介で書かれているギターのフレドリック、ドラムのマーティン、キーボードのヨアキムは加入前でした。

しかし開始数十秒でそんな温度差は微塵も感じさせないOpethワールドに惹きこまれていきます。

情け容赦ない無慈悲なデスメタルが続くのですがプログレらしい展開も満載!攻撃的につっきるのかと思うとストンと雰囲気を落としクリーンに切り変える緩急の様がもう惚れてしまいそうです。

プログレメタルに分類されていますがDream Theaterのようなテクニカル系とは全く違うし、かといってDjentや最新のメタルという感じでもない。個人的な感触としてはPorcupine TreeおよびSteven Wilsonのようなアンビエントに、東洋好みのメロラインを組み合わせているといった具合です。

長尺曲が多いわりにギターソロなど小難しいテクニカルな要素は少なくその辺りを期待して聴くとデスメタル慣れも必要な分返って疲れてしまう可能性も。しかしアルバムの#7「The Grand Conjuration」では10分という尺の中でデスとクリーンのOpethファクター、畳み掛ける展開、そしてギターソロなど詰め込まれていて聴き込んでも良し聴き流しても良しということで楽しめる一曲なはずです。デスは苦手…という方にもお勧めできます。

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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