D Project「Sagarmatha Dilemma」: フロイドの幽玄さと多様なゲストが生み出すカナディアンプログレ!静と動の緩急が素晴らしい!

おはようございます、ギタリストの関口です。

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本日はケベック出身のD Projectをご紹介します。

Sagarmatha Dilemma / D Project


Sagarmatha Dilemma

D Project(ディー・プロジェクト)は、カナダのプログレッシブ・ロックバンド。

来歴


彼らの出身地であるカナダのケベック州という地は、アメリカに挟まれたそれとはまた別でフランスが公用語、名前の独特なスペルもそこから由来するものです。ちなみに1967年にオリンピックが行われたモントリオール、そこがケベック州となります。

そんな地で2006年、ギタリストでありソングライターのStéphane Desbiensを中心にD Projectは結成されました。メンバーは他にベーシスト、チョップマン・スティック奏者のMathieu Gosselinと、ドラマーJean Gosselin。そして同年、デビューアルバム『Shimmering Lights』をリリースします。

彼らの音楽性はクラシカルなシンフォニック・ロックでPink FloydやMarillionのような浮遊感溢れる空気を持ちながら非常に聴かせる楽曲を展開。そしてその上で非常にマニアックなエッセンスがにじみ出ています。

彼らのもう一つの特徴が、ボーカルの不在という点。アルバムのたびにゲストを設け3人はソングライティングと演奏に集中する独特の活動スタイルを持っています。それも過去のゲストにはFlower KingsのTomas Bodin、IQのMartin Orford、Glass HammerのFred Schendelなど錚々たるメンバーです。

本作『Sagarmatha Dilemma』は2008年にリリースされた2ndアルバム。ゲストには元Dream TheaterのDerek SherinianやEcholynのBrett Kullなど、本作も余すところなく贅沢な一枚です。

アルバム参加メンバー


  • Stéphane Desbiens – Guitar
  • Mathieu Gosselin – Bass, Chapman Stick, Vocal
  • Jean Gosselin – Drums

その他参加ミュージシャン

  • Stu Nicholson – Vocal on #2
  • Brett Kull – Guitar solo on #2
  • Alyssar Back –  Backing vocal
  • Francis Foy – Backing vocal, Lyrics
  • Derek Sherinian –  Keyboards on #6
  • John Green – Keyboards, Vocal
  • Sandra Poulin – Violin
  • Francis Delisle – Cello

楽曲紹介


  1. Closer To My Soul / Closer To Heaven
  2. The Sagarmatha Dilemma
  3. The Red Mountain
  4. Thin Air
  5. Even If I Was Wrong
  6. Radio Sherpa
  7. I’m Coming Down (I Shall Go Back)

繊細で綺麗なアコギがアルペジオを奏でたり、ゆったりとしたリズムの中でギターがいきなりメタリックに切り込んだりします。それもうまい。

ボーカルの主張はそこまで激しくなく、テクニカルにアプローチするインストパートの裏役的存在で、声質も歌い方の雰囲気もオケに馴染む印象。

おすすめはタイトルトラックの#2「Sagarmatha Dilemma」、静と動の対比がなんとも美しいプログレインストの#6「Radio Sherpa」。アルバム全体のサイズ感も非常に聴きやすかったです。

2018年に最新アルバム『Find Your Sun』をリリース。日本では名前が類似したプロジェクトやユニットが多いせいで検索に引っかかりにくいですがライブも精力的に行なっているこれからが注目のバンドです!

関口竜太

東京都出身。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。

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