「No」を言う苦しさから解放されよう。あなたは断っていい。

おはようございます、ギタリストの関口です。

突然ですが、みなさんは嫌なことに対してきっぱり「No」と言えますか?これが言えると気持ちが軽くなり心や時間、果てはお金にいたるまで余裕が生まれます。

僕はもともと断るという行為が苦手で、打診されるとつい断れないという場面が多々ありました。最近はそうでもないのですが今でも安請け合いしてしまうことで後々面倒なことに…という事例も少なからずあります。

また仕事柄商売をしているのでお客様からゲリラ的に珍しい注文を受けることもあって、これは個人事業根性で可能な限り気持ちよく「Yes」と言わせていただいているのですが、中には一方的でこちらの利は何もないような要求をされる方もいらっしゃいますね。もちろんその際はお断りさせていただきます。


「Noと言えない日本人」という言葉も流行りました。海外では「これ、できないよね?」という問いに「いいえ(No)、できません」と答えるのですが日本では「はい(Yes)、できません」と言った風に答える言葉の文化があります。相手の意見に同調したと言えば聞こえはいいですが海外の人からすれば「曖昧でハッキリしない」と受け取られても仕方がないです。 断るという行為は一見、断られている方へ意識が向きますが断っている側にも相応の負担があります。よほどのことでなければ必ずそこに「理由」が存在するからです。 もし断ったら…

    • 相手に悪いのではないか

  • 関係が途切れたらどうしよう

  • 評判が落ちるのではないか

こういった心配をしてしまうのが断る側の心境であって、しかし「受けたくない」「受けられない」という気持ちや事実との板挟みに合うことも多いのではないかと思います。 ですがあえて言うのなら、

    • 相手には悪くありません

  • そこで途切れる関係にどのみち未来はありません

  • 曖昧だったり安請け合いした方が評価が下がります

というのを主張させていただきます。


僕はお店がの定休日が基本日曜日だけなので、平日の約束というとはかなり前から言ってもらう夜遅い時間にしてもらう、さもなければ断るという三択で動いています。三つの選択肢を見るからに断る率が圧倒的に高いのですが、昔音楽仲間に「ライブに誘って一度も来てくれないのは関口くんだけだよ」と言われ凹んだこともありました。

でも人間、自分は一人しかいませんしパーソナリティーを優先して大いに結構だと思います。相手も「もし受けてもらえれば信用できる」という評価の下で持ちかけているので断られても依頼が振り出しに戻るというだけで直接の評価には繋がりません。

そして「今回は残念だけどまた今度こういう機会があるから」と新たな関係や話が芽生えたりします。そういう人間関係が持てる人がいたなら理想的と言えそうです

「No」は負担ではなくむしろ気持ちを軽減するための対処です。

断れることでやりたくないことに心を浪費せず時間に余裕が生まれ、より意味ある毎日を送れることでしょう!

最後に


少し話は変わりますが、頼む頼まれるという関係には友達同士の口約束もあれば仕事の依頼という軽視できない案件もあります。

最近Twitterでも頼まれた仕事の案件に、「お金は払えないけど次に繋がるよ」という見えない根拠で依頼を出してくる人がいるとちょっとした問題になっていました。

これに関してはもう論外で、断った方が身のためだと思います。

もし「次」があるのなら持ちかけているその人物が今まさに「次」であってもおかしくなく、無責任な要素に丸投げして人の労力を奪おうなどと考えるのは「お金を貸してくれたらパチンコで倍にして返すよ」というのとなんら変わりありません。

もちろんネットで拡大解釈された都市伝説だと信じたいですが、もしそのような方がいらっしゃったらこれ以上信用を失うことはありませんのですぐに止めることをお勧めします。

関口竜太

東京都出身。ギタリスト、音楽ライター。 ​14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロ・ギタリスト山口和也氏に師事。 ブログ「イメージは燃える朝焼け」、YouTube「せっちんミュージック」、プログレッシヴ・ロック・プロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。2021年から『EURO-ROCK PRESS』にてライター業、書籍『PROG MUSIC Disc Guide』にも執筆にて参加。

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