21世紀のスタンダードプログレメタル、USのBTBAMを聴かなきゃもったいない!
by 関口竜太 · 公開 · 更新済み
おはようございます、ギタリストの関口です。
年明けからプライベートでの大きい任務を一つ抱えてまして、無事それが終わったので気分は晴れ晴れです。
ようやく時間的に無理しても大丈夫そうと見立てがついたので昨日から夜の作業時間を少し増やしています。冬はまだまだこれからですが春先に向けて頑張ります!
先日知り合いにおすすめされたのですが、とてもかっこよかったので今日はそちらをご紹介します!プログレメタルファン必聴です!
Coma Ecliptic / Between the Buried and Me
Between the Buried and Meは、アメリカのプログレッシヴ・メタルバンド。2000年に結成したバンドで2010年ごろより来日公演も果たしています。
メンバー
メンバーチェンジの激しいバンドなので現メンバーのみ書いておきます。
- Tommy Giles Rogers(トミー・ロジャース) – ボーカル/キーボード
- Paul Waggoner(ポール・ワグナー) – ギター
- Dustie Waring(ダスティー・ウェアリング) – ギター
- Dan Briggs(ダン・ブリッグス) – ベース
- Blake Richardson(ブレイク・リチャードソン) – ドラム
なお結成から在籍しているのはボーカルのトミーとギターのポール。
音楽性
21世紀を代表する王道のプログレッシヴ・メタルで、複雑な変拍子やテンポチェンジなどプログレメタルのファクターは一通り揃っています。クリーンボイスパートとデスボイスパートを使い分け、中には同メロディ内でクリーンとデス両方をオーバーダブするなど音楽的な試みにも非常に積極的。近年のプログレメタルよろしく歯切れのよいサウンド構築はDjentからの影響とも見て取れます。
近いところで言えばオーストラリアのCaligula’s Horseでしょうか。
冬支度を計画しながら豪州プログレCaligura’s Horseにハマる。
広いバックグラウンドモチーフが心地よい!
2015年に発表されたこちらの7thアルバムは現在彼らにとっての最新作。軽装の男性が寝そべっているのか宙に浮いているのか、コラージュのような不思議なジャケットが特徴的です。
アルバム全体を俯瞰で聴いてみると統一性の取れたクリーンとデスのハイブリッドなプログレメタルで先に書いた通りのサウンドメイクもあって現代的。しかし一曲一曲にピックアップしてみると北欧メタルを思わせつつ中東の香りも漂う#5「King Redeem/Queen Serene」や、オルガンによるアプローチやPink Floydの浮遊感も加味した#7「Memory Palace」は古きよきプログレもバッチリ継承していたりなど、そこに内在しているバックグラウンドは思いの外広いものだと感じさせられます。
テクニックについても申し分なし!今一押しのプログレメタルバンドです。
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タグ: プログレッシブ・メタルプログレデスBetween the Buried and Me米プログレDjent
関口竜太
東京都出身。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。
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関口竜太
東京都出身。 14歳でギターを始め、高校卒業と同時にプロギタリスト山口和也氏に師事。ロックやメタルに加え、ブルース、ファンク、ジャズなど幅広い演奏や音楽理論を学ぶ。 プログレッシブロック/メタルの大ファン。自身が企画するプログレッシブ・ロックプロジェクト「Mind Over Matter」を展開中。