ギタリストの爪事情。切るだけじゃなく保護も必要!
おはようございます、ギタリストの関口です。
前回の話の続きで今日は爪に関してのお話です。
前回:ギターを弾くには手が大きい方が有利なのか?マジで手が大きいから本音を言います。
まずは僕の指先の現状をお見せします。
ドン!
ちょっと荒れてますが冬の米屋業によるものなのでお気になさらず。
ポイントは上から見たとき爪より皮膚が先行しているという点です。ギターは弦を押さえて演奏しますので爪が伸びていると押さえるより先に爪が指板に当たってしまい弦にうまく力が伝わりません。また爪が伸びてうまく弾けないと今度は指の腹で弦を押さえる癖が付いてしまいこれもいい演奏から脱線します。
僕はギターレッスンに行くたびよくお師匠に「爪が伸びてる」と言われその場で切っていました。おかげさまですっかり癖付いて今はチューニングと同じくらい演奏前に気を付けています。
問題は、皮膚が先行する爪の切り方は深爪になるという点です。爪の本来の役割は人間の触覚でもある指先を保護するためであるので皮膚が露出するほど切ってしまうと傷口からの感染症や指先の剥がれなど痛みを伴うことがあります。ギターを弾くとき以外はなるべく保護して清潔に保つというのも重要です。
僕は結構深爪になりやすく、特に長時間弾いていると爪と指先の「剥がれ」が起こりこれが結構痛い…急でなければ痛みが引くまでなるべく安静にしています。
普段爪や指先のケア・保護に使っているものをご紹介します。
KONISHI(コニシ) アロンアルフア 釣名人 低粘度 多用途 【1g】
クラシックギター界ではお馴染みらしい釣り用アロンアルファ。低粘度のためマニキュアのように塗るとすぐ乾き爪の強度を増します。指弾きをする人なんかはピッキングする側の爪に塗っているようですが僕は万が一「剥がれ」を起こしたとき無理やりくっつけちゃいます。もちろん衛生面とかで危なそうな気もするので最近はやってませんがあくまで応急処置としては凄まじい効果です。
指先の、絆創膏が貼りづらい箇所などに対応できる液体絆創膏。さすがにアロンアルファほど粘着力は高くありませんが「剥がれ」や普段からの指先の保護に使えます。もちろん絆創膏なので衛生面はバッチリ。ただ傷口など患部に塗った際慣れるまで少し沁みます。
しばらくギターを弾かないということであれば迷わずこれ。T字になっているので指先を覆うような形で貼って保護することができます。また水に強く剥がれにくい割に、剥がした際も爪に糊が残りにくいです。デリケートなギターとは真逆に米屋のときは重たいものを扱うのでめちゃめちゃ助かってます。
個人差はもちろんありますが、人の指先は細かい作業が可能な分あまり酷使できないという点は常に意識しておく必要がありそうです。自分の体ですし商売道具でもありますから動いて当たり前と思わずに大事にしたいところです。
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