JRが起こした勇気の判断
おはようございます、ギタリストの関口です。
台風ものすごかったですね。関西の方は被害も甚大でTwitterでたくさん、屋根が飛んだりトラックが横転したりという映像を見ました。お怪我をされた方の一日も早い回復と被害を受けた箇所の復興をお祈りいたます。
そんな中、JR西日本が危機を予測し午前いっぱいで運行を休止した判断が話題ですね。実際走ってるトラックが浮き上がり斜めになったまま走行不能になるほどの風ですから、車体の大きい電車ではレールから脱線なんてこともありえますし、もしそうなったら多くの人を巻き込むこととなります。
判断する勇気
よく、状況に応じて対応とは言いますが、規模が大きくなるほどその判断は難しくなります。危なそうと予想し自分一人なら引き返せる状況でも、他に数人いるだけで引き返せなくなったりします。
また現代は色んな意見が飛び交う世の中なので「冷静で正しい判断」という言葉にも不確定要素が強く均衡している多数決の結果で、または決定権の強い個人の主観で、なんてことも多々あります。
特にJR西日本ともなればかなりの決断が要され、一つ間違えれば返って被害を煽ぐことにも繋がります。なので今回は非常に冷静かつ勇気のある判断をしたと思いました。
バタフライ効果は操作できる
JRが示した勇気のおかげで、交通機関が限られるため学校も会社も休みや午前いっぱいで早退という事態になりました。しかしこれにより夕方や夜に混乱が起きることは少なく、多くの人が在宅できたので今回称賛の声が上がっているのです。僕個人としても、これはすごいことだなぁと語彙力のなさを露呈させるしかありません。
バタフライ効果という理論があります。ブラジルで一匹の蝶が羽ばたくとそれが巡り巡ってアメリカで竜巻を起こすといった、突拍子のないことでも元はほんの小さな要因が原因にあるのではないかというカオス理論でよく議題に上がる理論です。
僕も触りだけしかわかってませんが、バタフライ・エフェクトなんて映画もありましたしシュタインズ・ゲートというゲームおよびアニメもこのバタフライ効果をテーマにしたコンテンツです。要は予測不能な物事に対する結びつけだったりするのですがJRはこれを予測し見事にスイッチさせることを成し遂げました。
大きい流れは未来を予測しやすい
もっとも言いたいことはこんな胡散臭い専門家みたいなことでも、JRを崇拝せよという信仰じみたことでもなくてですね。大きい企業が率先して動けば、その下はそれに伴い動いてくれて、その判断さえ正しければいい方向に進むんだなということです。何よりも人命が一番ですからそこを守れる判断をしたのは素晴らしいことです。
蝶が羽ばたいたら・・・なんて話をしましたが先にJRが動いたことでそれを利用する人々はバラバラの行動を絞っていき結果混乱を抑えることができました。バタフライ効果は僕の好きな理論の一つですが(ネタになるので)今回は蝶でも竜巻でもなく判断した人に軍配です。
サムネイル撮影:hans johnsonさん