ネオプログレバンドEnchant。メロディアスなアメリカンロックとプログレらしいテクニカルが同居していて聴きやすい!
おはようございます、ギタリストの関口です。
お盆をすぎたら一気に秋らしい風が吹きまして今朝はランニングに外へ出たら少し肌寒いくらいでした。汗ばむような陽気もあと1ヶ月くらいですかね。
しばらくプログレ紹介していなかったので今日はこちらをご紹介!
The Great Divide / Enchant
Enchant(エンチャント)は、1989年から活動しているアメリカのプログレッシブ・ロック/メタルバンド。
音楽性
結成当初のオリジナルメンバーはギターボーカルのDouglas A.Ott(ダグラス・オット)のみ。メタルと呼ぶにはザクザクと刻むギターは抑えめでボーカルとメロディラインに重点を置いているのが特徴で、逆にロックと言いきってしまうのは惜しいくらいアグレッシブでダークなので時折ネオ・プログレッシブ・ロックとも評されるバンドです。
楽曲の傾向としては、アメリカンプログレとして名高いRush(カナダ)やDream Theaterの空気を存分に受けつつもMarillionの叙情性、QueensrycheやShadow Galleryのようなメロディアスさがあります。コーラスが分厚くダークで叙情的だけれどもメロディアス、そんな感じでしょうか。
11年ぶりのアルバム
今作は彼らにとって実に11年ぶりにリリースされた2014年作で、前作Tug of Warに比べるとプロダクションの面でも音に厚みが出ています。先ほども言ったようにアメリカンロックらしいメロディアスなボーカルラインと相反するように間奏ではメタルらしい速弾きが登場したり10/8、11/8といった変拍子の溢れるアイディアが飛び出してくる、知名度のわりにはプログレの入門編としてもオススメできるアルバムです。