テレビ離れなのに落ちない!?視聴率の温暖化。
こんにちは、ギタリストの関口です。
サッカーWカップ、日本代表お疲れ様でした!予選リーグで散々各国から叩かれてましたが、僕は全然オーケーだと思います。チャンスを繋げるために持てる最大限の可能性に賭けたわけですし、それを良しとするルールが存在するわけで。事実そのおかげで進出した決勝トーナメントでベルギーから2点奪ってますからね。
「サムライじゃない」なんて言われようもありましたが侍は引くときは引くんです。
視聴率への疑問
Wカップのベルギー戦では視聴率が42%と報道されました。「すご〜い、日本人の半分近くが見てたんだ!」と咄嗟に頭で計算してしまいます。ですが視聴率って実際のところそんなにあてになるものなのかなというのが最近僕が思うことです。
そもそも視聴率はどうやって調査しているのか
視聴率はビデオリサーチ社がランダムに選んだ関東地区900世帯、関西名古屋地区600世帯の家庭を対象に機器を設置しインターネットを通じて24時間の視聴データを送ることで判明します。
なのでWカップの42%は機器を設置してある1500世帯のうちの42%が見ていたということですね。なお視聴率10%に対し誤差は±2.0%だそうです。
テレビの普及率と保有台数
現在テレビの普及率は二人以上いる家庭で96%、単身世帯ではもうちょっと少ない92%ほどです。テレビの保有台数は平均1.5〜2台。一人暮らしでも家に2台あったりするわけです。
さらに最近はテレビは持ってるけど番組は見ない、録画だけしてあとでチェックする、Amasonビデオ、Huluなど配信サービスを利用するためにテレビを持っているというニューパターンも存在します。もちろん全く持たない主義の人も増えています。
テレビ離れが進行すると視聴率が上がる!?
ニューパターンの家庭は事前にリサーチ機器の設置を見送る場合もあるらしいので(インターネット経由の録画サービスは除く)、今後もニューパターンの家庭が増えると予想すると、意外や意外!テレビは普及しながらそれでもテレビを見る人は減って、でも人気番組の視聴率は高くなる、ということになります。
関心の強い番組は視聴率を稼ぎ、それ以外は落ち着くという二極化になっていくでしょう。まるで視聴率の温暖化です。
今後視聴率は必要か
テレビ離れとは言いつつもある程度テレビを見る家庭のデータを集計した視聴率。総人口1億規模からそんなミニマムなデータが今後役に立つのかと思ってしまいますが、僕は必要だと思います。
オリンピックで羽生結弦選手が滑るとなれば誰しもその結果を見守りたくなります。何度DVDで見たとしても金曜ロードショーでジブリが放送するとなるといつものネットサーフィンを切り上げ、ツイッター片手にテレビをつけるでしょう。インターネットが主流になり国民の関心がバラけた現代だからこそ、テレビの視聴率はそんな国民に根付く関心を数値化したシステムと言えるわけです。
Freak Kitchen / Organic
Freak Kitchen(フリーク・キッチン)はスウェーデンのヘヴィ・メタルバンド。ギターボーカルのMattias IA Eklundh(マティアス・エクルンド)が非常に個性的。
先にマティアスの説明をします。Frank ZappaやKISSなどに影響を受けギターを始め、常人では考えつかないようなアイデアと音楽センスでギタリスト界ではSteve Vaiと並びそうなほどの変態ギターを弾きます。ソロアルバム「Freak Guitar」ではまさにそのアイデアがぎっしり詰まってます!メインギターは日本のメーカーCaparison。
Freak Kitchenはそんなマティアスのメロディセンスが光るメタルバンドで、ポリリズムも多用するところからプログレッシブ・メタルへの分類が可能です。とは言いつつ曲のサイズはとてもコンパクトなのでめちゃめちゃ聴きやすいです。キャッチーな歌メロに乗っかるマティアスの少し野蛮なボーカルも気持ちいい!
曲が短いほどプログレッシブさが濃厚になる、今日の視聴率の話からマティアスのテレビのようなバラエティさが浮かびました。