営業を通した正しい人との付き合い方の話
こんにちは、ギタリストの関口です。
僕は普段ミュージシャン活動だけでなく実家の米屋を経営しているというのは度々言っていることですが、今日はとあるお客さんを切り口にした話です。
あくまで店とお客様。それ以上の関係とはなり難い。
その方は某化粧品会社にお勤めしている人です。ああ、決してマルチとか儲かるとかの怪しい会社じゃないですよ。人柄も誠実な方です。
元はお客さんとしてうちに通っていたのですが、化粧品に関して営業もされているということで熱心でしたので母は少しその方から商品を買うことにしました(あくまでお付き合いの範囲で)。その後近所で話を聞いていると、どうやらうち以外で近所の商店さんにはもれなく営業の手が回ってるらしくお値段もそこそこなので母も少し息苦しさを感じていました。
そしてつい先日、僕にも話が回ってきたのです。
営業する対象は見極めないとただ警戒を生むだけ
初めは僕が普段化粧水を使うかというところから僕の敏感肌を聞き出し、サンプルを持ってくるというもの。個人的には冬の乾燥時市販のものを使えれば事足りてるのですが、ご本人の目がキラキラしてらしてるし何よりお客様なので無下にもできません。
サンプルは使わせていただきましたが確かに余計なものが入ってない感じですっと馴染むいい商品でした。ですが今回は丁重にお断りさせていただきました。
なんせ僕自身に興味も優先順位もないんですもの。
別にその方を貶めようとかそんな気はなくて、僕は営業をするならもっとその商品を必要としている人がいるのにということを言いたいのです。せっかく商品はすばらしく営業の方の知識や熱意もあるのに特に困っていない僕に勧められてもお金がもったいないので買えませんとしか言えません。
むしろその方がお店に来るたび「また何か勧められてしまうかも・・」という不信感が生まれ、お店で買い物をしてくれるのもそのための口実に見えてしまうのです。
そのお店で買い物をしたからという理由で営業はできません。それはフェアなギブアンドテイクではありません。
営業は需要と信頼をもって
営業という響きに日本人はネガティヴな印象を覚えます。それは営業側からすれば商品を勧めたくても必ず買ってくれるとは限らない、むしろ買ってくれないことの方がダントツで多いからです。営業された側としては目の前に現れた人をまずは警戒するのが当たり前なのです。
ここで圧倒的に欠如してるのが需要と信頼です。
その商品を必要としているお客様を見極め信頼関係の上で提案すれば決して無駄な営業にはならないと思います。例えば新しいコーティング弦を独自に開発したと僕の元に営業に来たのならさすがに気持ちが揺らぎます笑
需要と信頼を無視した営業は双方幸せになりません。
どんな人が必要としているのか常に考える
人のためを思って開発されたものなら当然それを必要としている人がいます。くどいほど言いますがこれを忘れてはいけません。
今回の事例で言うと、僕なら、梅雨が明けこれからアウトドアシーズンということもありキャンプやBBQで賑わうでしょうから、そういうのが好きな方を見つけるのがいいのではないでしょうか。火を扱いますから、肌は普段より乾燥したり荒れると聞いたことがあります。
今度うちにいらした際はその辺の話をしてあげようと思います。それがその人にとって必要な情報なのですから。
最後に
「営業は数打ち当たれ」と言われたのはもう過去の話です。情報とコネクション、そして信用を基に悩みを解決してあげるのがお互い幸せになる営業なのです。お金に目が眩んではいけません。笑うせェるすまんの喪黒福造はそういう意味で営業のプロフェッショナルです。怪しいと思いつつもついつい話を聞いてしまうあのカリスマ性が欲しいです・・・笑
この考え方については本を一冊ご紹介しておきます。それでは。
営業の魔法
中村 信仁
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