10年前とは違う!ミュージシャンのあり方と付加価値について
おはようございます!関口です。
僕は普段からプログレッシブ・ロックもしくはプログレッシブ・メタルを好んで聴いているのですが中でもここ1年半ほどヘビロテで聴いているのがNeal Morse(ニール・モーズ)というミュージシャンです。
マルチプレイヤー:ニール・モーズ
このニール・モーズ、現在57歳という年齢ながらまったく衰えを知らない活動ぶりで様々なプロジェクト、ソロ活動で精力的なアルバムリリースとライブを行なっています。
日本では「Transatlantic(トランスアトランティック)」というスーパーグループ以外、日本盤が出ていないこともありその知名度は低いです。
ですがApple MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスではその大量の音源が聴き放題なので素晴らしい時代です。
ニール・モーズは普段はボーカル/キーボードなのですがギターも並みのギタリストより巧くドラムもベースもできてしまうというマルチぶりなので彼をボーカリストとかキーボーディストとかプレイヤーの肩書きで呼ぶのではなくミュージシャン、さらに言えばマルチミュージシャンと言ってしまうのが非常にしっくりきます。
?(Question Mark) / Neal Morse
12曲という普遍的な曲数と曲時間ながらノンストップで聴き通すアルバムです。
ニールの特徴であるワールド基準での良メロにアグレッシブな演奏の応酬を楽しめます。特に「In The Fire」。最高です。ちなみにニールのアルバムのほとんどに元ドリーム・シアターのマイク・ポートノイが参加してます。
「肩書き」という古さ、付加価値の更新
ここまでの活躍を見せるニールのあとで自分を見つめるとそういう意味では僕は“まだ”30歳なのですが、「ギタリストです!」と自分を名乗る時代っていうのはもう古いのだなあと感じます。
ニールのように何でも楽器ができるというのではなく、メイン以外のことがどれだけできるかという時代に変化してる気がします。今では高校生でも手を付けてる人がいるDTMも僕が大学生だった10年前は専門学生でなければほとんどいなかったような印象です。
PCの高性能化もありますがDAWソフトの企業競争、SNSの普及、YouTube・ニコニコ動画などへ音楽を配信していくスタイル。
様々なピースがそれぞれシナジーを得ることで倍々に膨れ上がり今やどんな人でもプロ並みのクオリティで楽曲を作れそれを多くの人へ届けられます。
ミュージシャンはなんでも付加価値というのが個人的な意見として変わりませんが10年前の付加価値は今の付加価値ではなくなっているということです。
付加価値の形は音楽業界の傾向を敏感にアンテナで感じなくてはいけないのですがギター以外の新しいことが常に学べて、それでギターが置いてけぼりを食らわず雪だるまのように大きくなっていけるのはミュージシャンにとってこの上ない喜びです。
発想と先駆けこそ付加価値です。頑張りましょう!(自分に向けて言ってますw)
というわけで今日はこれから動画制作!わかりやすいテロップを入れる、今やこれも立派なミュージシャン業です。
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